宿泊研修のしおり(主要部分)

[表紙裏]

平成24年度札幌北陵高校41期生
第1学年宿泊研修のしおり
―目次―

・巻頭言[団長 三浦眞児]
1.実施要領
2.引率団一覧・「北陵で綱を引け!」係分担(このページは掲載しません)
3.宿泊研修の心得
4.日程表
5.「北陵で綱を引け!」実施要領
6.競技的研修の得点表・表彰
7.参加生徒名簿・部屋割り一覧・係分担・清掃分担(このページは掲載しません)
8.清掃要領・清掃分担、清掃区域分担表
9.健康・安全について
10.館内平面図
11.宿舎全体図
12.校歌
資料 「北陵で綱を引け!」勝敗表
MEMO 保険証のコピー


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十勝岳の麓で綱を引け
団長 三浦眞児

 「大雪青少年交流の家」は、自然が豊かな大雪山国立公園内に位置しています。十勝岳連峰の雄大な景色の中で、新しい仲間と寝食を共にする2泊3日が今回の宿泊研修です。
 北陵生になってまだ1週間あまり、クラスの皆の名前もまだおぼつかないところがあると思います。そんな時期に実施する今回の研修の目的は、高校生活の基礎作りと仲間作りです。
 これからの充実した高校生活のために、北陵高校の特色を理解し、集団生活の基本を学ぶこと。自分の考えをまとめ、言語化してプレゼンテーションすることで相手に正確に伝えること。そして、集団の考えをまとめて、一つの目的に向けて行動すること。
 特に3つめの研修のために、本校では「綱引き」というプログラムを用意しています。トーナメントを勝ち抜く体力がまず必要ですが、一番大事なのは集団の意思統一です。言葉はもちろん、言語化されないコミュニケーションも駆使して仲間を一つにまとめていってほしいと思います。
 この3日間が実り多い日々となり、自信に満ちた北陵生となって研修から戻ってくることを期待しています。


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平成24年度 第1学年宿泊研修実施要領

1.目的
A.諸研修を通して学校生活への理解を図り、高校生活の深化と充足に繋げられる基盤作りをする。
B.高校生活を共に構築していく仲間との相互理解を図り、円滑な高校生活を始動させる。
C.集団生活を通り規律・協同の重要性を認識するとともに、より望ましいクラス作りや仲間作りを手掛ける。

2.期間
 平成24年4月19日(木)〜21日(土)
 前日4/18(水)→1・2授業、3結団式、4LHR→放課

3.研修・宿泊場所
 国立大雪青少年交流の家【上川郡美瑛町白金温泉 TEL(0166)94-3121】

4.日程
19日(木)
 8:40 学校集合・出発
 12:15 到着・更衣
 13:05〜16:40 研修
 20:15〜21:15 研修
 22:30 就寝
20日(金)
 6:30 起床・清掃
 9:10〜10:40 研修
 11:00〜12:20 研修
 13:40〜14:40 研修
 15:00〜16:30 研修
 20:15〜21:15 研修
 22:30 就寝
21日(土)
 6:30 起床・清掃
 9:30〜10:30 研修
 11:00 出発
 13:30 昼食(レストラン)
 15:20 学校到着・解散

5.研修内容(概要)
研修A 学校生活理解・諸指導の意味づけ
 1.「北陵生活のいろは(1)」学年主任・教務・生徒指導
 2.「北陵生活のいろは(2)」学習・進路指導
 3.「北陵生活のいろは(3)」生徒会・学校生活Q&A
研修B 相互理解
 1.「スピーチコンテスト クラス予選」
 2.「スピーチコンテスト 決勝」
研修C 集団生活理解・仲間作り
 1.「集団作りのためのワークショップ」
 2.「北陵で綱を引け!(1)」レクチュア・ルール・トライアル
 3.「北陵で綱を引け!(2)」実演・作戦会議・トライアル
 4.「北陵で綱を引け!(3)」予選リーグ、決勝トーナメント

6.参加費用(1人)
 6,400円

7.参加人数
 第1学年男子188名、女子133名、計321名(引率15名)


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宿泊研修の心得

*宿泊研修を意義のある楽しいものにするために…
(1)北陵生としての品位を保ち、公共のマナーを守って有意義な研修にしよう。
(2)一人の軽率な行動が、全体の迷惑と責任となります。団体行動であることを自覚し、常に緊張感をもって自主的に行動しよう。
(3)自分の係分担を確認し、自己の責任を果たし、協力し合う精神で研修を成功させよう。
(4)研修中は、様々な方のお世話で成り立っています。感謝の心を忘れず、常に爽やかで元気に挨拶しよう。
(5)健康管理(常備薬や食事・飲み物、夜の睡眠等)に留意し、より良い健康状態で研修を終了できるように気をつけよう。
(6)宿泊研修は、来年度の見学旅行の前提の意味を持っていることを十分認識し、北陵生としての自覚を持って行動しよう。

1.服装 [良識・品位]
(1)校則に違反するものは禁止。(化粧・ピアス・マニキュア等)
(2)アクセサリー類は装着禁止。
(3)基本的には、宿泊研修中は学校指定ジャージを着用する。
 1日目集合時 制服→「交流の家」到着後学校指定ジャージに更衣
 2日目 学校指定ジャージ
 3日目 制服(7:05朝の清掃終了後)
2.携行品 [必要最低限に]
(1)持ち物は必要最低限にとどめ、余計な物は持ってこないようにする。
(2)所持金は必要最低限で十分。貴重品の管理に十分注意し、すべての所持品には記名をして、紛失と盗難を防止する。「なくした、盗まれた」はみんなに迷惑をかけることにもなるのです。

3.団体行動 [集合・連絡・報告]
(1)団体行動は常に余裕を持って敏速に行う。集合5分前に行動を完了するよう努力する。
(2)事故や健康状態の異常があった場合は、速やかに担任か他の先生に連絡する。
(3)班長が人員を点呼し、代表班長に報告し、代表班長は担任へ報告する。
(4)集合時間に遅刻したり、約束事に反する行為があった場合は、クラス・班・部屋の責任として指導をうける。

4.バス利用時
(1)乗車後、班長は人員を点呼し、代表班長に報告、代表班長は担任へ報告する。
(2)車中で出される注意事項・指示をよく聞いて行動する。
(3)ゴミの分別など、マナーを守る。
(4)勝手に窓を開けない。温度調整は先生へ。
(5)万一事故が発生した場合、冷静沈着に行動し、指示に従う。

☆☆☆生活のきまり☆☆☆
1.持ち物
(1)必要なもの
[生活関係]
・1日目の昼食(バス内で食べるので、ごみがあまり出ないものがいいですね)
・洗面具、タオル、バスタオル、シャンプー、石鹸、コップ、ティッシュ等(コップもないので注意)
・着替え、パジャマ等。「ゆーすぴあタイム」後は私服を着用してもよい。ただし、華美でないもの。
・宿泊研修の「しおり」、筆記用具、常備薬、カイロ等
・小遣い(必要最低限)
・小バッグorポーチ
・健康保険証(カード)のコピー、生徒手帳
・ドライヤーは宿舎各階の洗面所のみで使用可(部屋でのドライヤーは禁止)。各階2台まで使用可能(それ以上はブレーカーが作動してしまいます)
[研修関係]
・学校指定のジャージ
・着替え(中のTシャツを複数枚用意。過度に華美でないTシャツであれば良い)
・上靴(学校指定のもの)
(2)持参してはいけないもの
・学校に持ってきてはいけない物(研修の意義にそぐわないもの)
・ゲーム器具、携帯音楽プレーヤー、麻雀、花札、トランプ、マンガ本、雑誌、携帯電話など
・人に迷惑をかけるもの、ギャンブル性の強いもの、その他研修の妨げになるものは持参しない。

2.「国立大雪青少年交流の家」での生活
*「国立大雪青少年交流の家」
 昭和41年10月16日オープン
 大自然の中での規則正しい集団宿泊生活や諸活動を通して、友情を深め、社会性を身につけ、自主的精神に充ちた健全な社会人になることを期待する教育施設。

 生活のモットー
  ・挨拶で広げよう交流の輪
  ・時間を守ろう(10分前行動、5分前集合)
  ・来たときよりも美しく

[宿舎利用]
(1)非常口・避難経路や先生の部屋・救護室・自分の部屋の位置を確認しておく。ただし、非常時以外は非常口から絶対に出入りしない。
(2)施設・宿舎の備品等を大切に扱う。万が一、破損してしまった場合は、速やかに担任か他の先生に報告する。
(3)異性の宿舎、他団体宿舎には絶対入らない。
(4)消灯・節水・戸締りに心掛ける。
(5)研修中は宿泊棟に入れません。
(6)入浴は決められた浴場で、決められた時間内にする。
(7)荷物は常に整理・整頓し、部屋はきれいな状態を維持する。
(8)宿舎からの外出は禁止。
(9)消灯時間を厳守する。22時30分までの就寝準備(歯磨き・トイレ等)をすませて、部屋へ戻り、騒ぐことなく就寝する。
[ゴミの処理]
(1)分別→「空き缶」「空きビン」「ペットボトル」「その他」
(2)ゴミ置場にゴミだけを捨てる(朝の清掃終了後)。ビニール袋は再利用、ひどい汚れの時は補充(館横の物品補充室)
(3)トイレの汚物→「その他のゴミ」扱い(青いビニール袋のまま)
[食事]
(1)入口と出口は別
(2)セルフサービス(食後、布巾がけ→椅子整頓→食器返却)
(3)野菜・牛乳・みそ汁はおかわり自由。
[入浴]
(1)一人30分入浴を厳守。
(2)食事時間と入浴時間の前後展開あり。
(3)入浴後の腰掛け、風呂桶、シャワー等の整頓。
[飲食(おやつ・飲料水)]
(1)飲食については、所定の場所以外では行わない。特に自室、廊下では飲食しない!宿舎の談話室、食堂、3Fロビー、ゆーすぴあほーるのみ可(自動販売機は21:45終了です)
(2)ガムは禁止。
(3)研修時間は飲食禁止。「北陵で綱を引け予選・決勝」(2日目の13:40〜16:20)の時のみ、体育館での飲料水を認める。
[自由時間]
(1)体育館、武道館、クラフト館の利用は自由。
(2)器具室・事務室前の用具の使用は自由。
(3)3Fロビーのテレビ、囲碁、将棋の使用は自由。
(4)用具は大切に使用し、後片付けはきちんと。
[シーツ・枕カバーの受け取りと返却(ゆーすぴあほーる内リネン室)]
 1人シーツ2枚・枕カバー1枚
 受け取り 1日目到着後すぐ〜12:40(枚数確認、各般の厚生係が班員分を用意)
 返却 3日目6:40〜7:00(たたんでランドリーボックスに) (各班の厚生係)
[貴重品]
(1)自己管理(必要異常のお金や貴重品は持参しない)
(2)食堂横のコインロッカー(コインリターン式。一度お金を入れて後で戻ってくるタイプ)あり。
[売店・自動販売機の利用]
(1)「永井商店」(ゆーすぴあほーる内)お土産、日用品等
(2)「雪印パーラー」(レストラン内)お菓子・清涼飲料水・アイス等
(3)自動販売機(ゆーすぴあほーる内、浴室前) 21:45終了


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日程表

*概要のみ抽出

4月19日(木) 1日目
 7:50〜8:10 当日欠席連絡[学校 TEL 011-772-3051]
 8:40 集合(ACB駐車場、自転車登校可、校内トイレ使用可)
 8:45 点呼
 9:00 出発
 10:10 トイレ休憩(道央自動車道砂川PA)
 10:20 点呼・出発
 12:15 到着
 12:30 シーツ・枕カバー受け取り(厚生係、リネン室)
 12:50 1・2組講堂集合(しおり、筆記用具、貴重品持参)
 13:00 3〜8組講堂集合(しおり、筆記用具、貴重品持参)
 13:05 開催式、北陵生活のいろは(1)/高校生として歩むために
 14:00 休憩、体育館へ移動
 14:20 集団作りのワークショップ(体育館)
 15:00 休憩
 15:20 北陵で綱を引け!(1)/レクチュア、レッつなトライ(1)
 17:00 ゆーすぴあタイム(しおり持参)
 17:35 夕食(セルフサービス、バイキング形式)・入浴・交歓
 20:15 北陵生活のいろは(2)/進路実現に向け歩み出せ
 21:15 宿舎へ移動
 21:30 班長会議(しおり・筆記用具持参)
 21:45 班会議
 22:00 就寝準備
 22:30 消灯・就寝

4月20日(金) 2日目
 6:30 起床・洗顔、ジャージに更衣
 6:50〜7:05 清掃
 7:15 さわやかタイム(体育館、ラジオ体操等)
 7:30 朝食(セルフサービス、バイキング形式)
 9:10 スピーチコンテストクラス予選
 10:40 休憩
 11:00 北陵で綱を引け!(2)/実演、解説、作戦会議、レッつなトライ(2)
 12:20 休憩
 12:30 食事(セルフサービス、バイキング形式)
 13:40 北陵で綱を引け!(3)/予選リーグ
 14:40 休憩
 15:00 北陵で綱を引け!(4)/決勝トーナメント、3・4位決定戦
 17:00 ゆーすぴあタイム(しおり持参)
 17:35 夕食(セルフサービス、バイキング形式)・入浴・交歓
 20:15 北陵生活のいろは(3)/行事の意味、取り組みの過程
 21:15 宿舎へ移動
 21:30 班長会議(しおり・筆記用具持参)
 21:45 班会議
 22:00 就寝準備
 22:30 消灯・就寝

4月21日(土) 3日目
 6:30 起床・洗顔
 6:50〜7:05 清掃、シーツ・枕カバー返却(厚生係、リネン室へ)
 7:15 さわやかタイム(体育館、ラジオ体操等)
 7:30 朝食(セルフサービス、バイキング形式)
 8:40 入念清掃
 9:00 講堂に移動
 9:30 スピーチコンテスト全体大会
 10:20 表彰式(北陵で綱を引け、スピーチコンテスト)
 11:00 バスへ移動
 11:15 出発
 12:30 昼食(砂川ハイウェイオアシス、ジンギスカン)
 13:30 出発
 15:20 学校到着、解散


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健康・安全について

1.宿泊研修の準備、健康管理について
(1)基本的な生活が送れるように体調を整えておくこと。
(2)現在通院中の人、持病を持っている人、日頃から心配な症状のある人は、研修前に主治医の指示を受けておくこと。
(3)常備薬の用意をすること。現在、病院通院中の人は、研修期間分の医薬品を持参すること。また、乗り物酔いのある人は薬の準備をし、自己対応すること。
(4)体調維持・感染症予防の為に、手洗い・うがいを励行し、睡眠・栄養の確保に留意すること。
(5)「健康管理カード」で申告を忘れた場合、または、食べ物アレルギーの申告を忘れた場合は、担任に必ず連絡をすること。また、不安なことがある人は、担任に一言伝えておくこと。

2.宿泊研修中の健康管理について
(1)睡眠と食事はしっかりとること。食べ物アレルギーのある人は、アレルギー反応を起こす引き金になる食材は除いて食べること。
(2)「北陵で綱を引け」は度を超えた無理をしないこと。
(3)不測の事件・事故の際は、落ち着いて、的確かつ迅速な対応をとること。
(4)体調不良の時は、遠慮なく、早めに申し出ること。