第1編・沿革小史〜昭和51年度

[昭和51年度]

完成学級
 第2期360名の卒業生を送り出し、本年度から30学級、生徒数1,350名をかかえる道内でも有数の大規模校になり、教職員も67名として51年度を迎えた。

経営方針等
 過去4か年の経験と反省の上に立って、教育課程、学習指導、生徒指導の充実改善を図り、施設設備の整備活用と教職員の積極的な実践並びに旺盛な研究意欲により活気ある実質的な学校づくりを強力に推し進める年であるとの方針に基づき、学習指導を充実すると共に生徒の健全育成を図り、校内の研究活動を更に活発化し、教育環境の整備が打ち出されることになった。

格技場、グランドの整備
 近代建築の偉観を誇る校舎にふさわしいグランドの整備のための工事は5年目の重点事項に掲げられた。9月中旬には綿密周到な計画によって設営されたグランドは赤土と黒土のコントラストもよく調和のとれた素晴らしいものとして完成された。また近代的な格技場も10月下旬完成した。

校舎落成と創立5周年記念
 本校は今年で予定建設工事を終えるが、建設促進期成会並びに後援会、PTAは校舎落成と創立5周年を記念した事業を実施するため9月6日、図書室で記念事業協賛会の設立総会を開き、規約、事業計画、予算を決め協賛会長を菅進氏に決めて発足した。事業内容としては次のとおり。
(1)教育工学室の整備
(2)記念誌の発行(北陵5年の歩み)
(3)環境の整備(記念植樹)・・・(米リンカーン高との提携を記念した「姉妹校の庭」の造成)
(4)記念壁画の製作
(5)記念式典(11月6日午後2時より)
(6)記念講演(11月19日午後1時30分より。講師には作家の渡辺淳一氏)
(7)記念講座(公開講座)

北海道教育実践表彰校として受賞
 第8回の北海道教育実践校に本校が選ばれ、2月28日にはその授賞式がホテルアカシアの大広間で行われた。本校からは校長・後援会長・職員代表・生徒代表の計5名が出席し、北海道教育委員会委員長から表彰状の授与を受けた。
 進路相談・健康相談を含んだ巾広い教育相談活動等生徒指導の充実、ゼミ学習・主題学習・教育機器の有効な利用による学習指導法の開発、宿泊研修・臨海学校・見学旅行等学校行事の改善、研究紀要の発刊など多彩な活動が認められたのである。
 多方面から、今後の一層の充実が期待された。