沿革〜平成4年度

4.8
 第21回入学式
6.9
 遠足
  1年 野幌森林公園
  2年 小樽
  3年 樽前山支笏湖周辺
7.21〜23
 第21回体育大会
9.4〜6
 第20回北陵祭
9.12
 この日より毎月第2土曜日が休業日となる
10.12
 野球場改良工事完了
10.20
 第18回マラソン大会
10.27〜31
 見学旅行 奈良・京都・東京
12.14
 弓道場・テニスコート4面竣工
 管理用道路舗装完了
12.25〜1.17
 姉妹校リンカーン高校訪問(教諭1名、生徒6名)
1.30
 第19回予選会
2.19
 雪中体育大会
3.1
 第19回卒業証書授与式挙行


[日本・世界の動き]
4.3
 ユーゴスラビアのボスニア・ヘルツェゴビナで内戦
7.25
 バルセロナ五輪開幕、競泳で岩崎恭子が金メダル獲得
8.16
 高校野球で星陵高校の松井(現巨人)が5打席連続敬遠
11.3
 米大統領選挙、民主党のクリントン当選


第2体育館完成(平成4年3月17日)
 20周年記念式典を行った翌年だが、新しい北陵高校はまだ見えない。生徒の中には違反の変形ズボンを注意されてあわてて着替える者、ネクタイ・リボンをしていない者、昼食時間での無断外出も散見された。それでも年々生徒指導面で少しではあるが改善されてきた。しかし、こうした生活上の緩みは当然卒業学年の進路実績にも大きく反映して、国公立合格者数は3年連続20人台となっていた。卒業担任は様々な疲労感を癒やす間もなく新学年を迎えるという状況であった。
 そんな中にあって、21期生は入学直後から怠学や個人の甘えに対し厳しく対応しようと、学年全体で幾つかの取り組みを始めた。英語・数学の講習を今までの希望制から全員必修の体制にしたのもその一つであった。この講習システムの導入はその後引き継がれ、生徒全員の学力向上を目指す上で強力な武器となった。
 ちなみにこの21期生は、3年後に国公立合格者数67名という、開校以来の新記録を残した。また、私立大学合格者数325名も2番目(当時)の記録を達成した。以来北陵高校生も「やらせればできる!」との教師側の認識を大きく変えることになっていった。
 待望の第2体育館が完成し、第21回入学式の晴れ舞台に華を添えた。しかし、不運なことに暖房設置基準改定が1年遅れたために暖房設備はなく、未だに寒い体育館で寿魚うや部活動が余儀なくされている。
 この年のできことで記憶に留めておきたいことは、姉妹校リンカーン高校との国際交流である。2〜3年に一度は交流が続けられていたが、平成4年12月に生徒6名が3週間のホームステイをしたのが最後となってしまった。先方の突然のキャンセルに、今度はホストファミリーとして大いに張り切っていた生徒たちの深い落胆が心に残っている。