沿革〜平成9年度

4.1
 第1学年二期制導入(第2・3学年二学期制実施)
4.8
 第26回入学式
6.17
 遠足
  1年 豊平峡ダム
  2年 小樽
  3年 樽前山
7.8〜10
 第26回体育大会
9.5〜7
 第25回北陵祭
9.16〜18
 宿泊研修(国立大雪青年の家)
10.18
 第23回マラソン大会
10.29〜11.2
 見学旅行(広島・京都・奈良)
2.7
 雪中体育大会
3.1
 第24回卒業証書授与式


[日本・世界の動き]
4.22
 ペル―人質事件解決
6.17
 臓器移植法成立
7.1
 香港が英国から中国に返還される
11
 北海道拓殖銀行、山一証券が経営破綻
2.7
 長野五輪開幕


 前年度の流れから述べると、国公立大学進学者数94名(現役)を輩出したことに、まずはじめに触れておきたい。
 この年、1学年より二期制が導入された。半期で完結するということで、従来の1学期〜3学期は、本校の制度では死語になった。今では全く抵抗はないが、当時は我々生徒に説明する教員でさえ、ぴんとこなかった。
 この二期制の特徴は別掲に譲り割愛させてもらうが、この後他校より学校訪問が相継ぎ、その目的も教務・進路の視察というものであった。しかも道内各学区の準中心校が多く来ていた。北陵高校と同様の事情を抱え、学校の方針を明確に打ち出す必要に迫られていたのだろう。玄関先で、前任校の同僚と会ったりもした。
 この年の1年生は26期生であった。26期生、本校始まって以来2年次4月にクラス替えをしない学年となった。また、10学級になって初めて担任10人が一人も抜けることなく、そのまま持ち上がった。都市部・大規模校では珍しいことであり、明らかに二期制の影響である。
 学校としては3年生が成果を挙げていたのは冒頭に示した通りである。また、2年前に誘拐事件の被害に遭った生徒が、婦人警官として採用されたとして、テレビ局が何回か取材に来て、廊下等がスポットライトで照らされたりしたのも、この秋のことであった。
 今と比較して変わったといえば、1年生の宿泊研修であろう。26期生が国立大雪青年の家を研修場所として最後となった。今はスキー学習でニセコである。今や市内のほとんどが宿泊研修をニセコで行っている。また雪中運動会も最後となり、恒例の“支援する会”の方々が前日から作ってくれた豚汁も今はなくなった。その湯気は、進路に向けての熱気に姿を変えたのかもしれない。