生徒会とPTA〜PTAのあゆみ

公開講座
 公開講座は、本校の創立5周年に際し校舎の建設をめぐって多くの父母や地域の方々にお力添えをいただいた感謝の気持ちを伝えるべく、開講したものです。
 当初は4講座、染色、書道入門、合唱、そして社会科の主題学習から明治維新でした。単年度限りの事業として計画されましたが、受講者の強い希望により継続事業となり、PTA独自の研修事業となったのです。下記の表にも講座数は10前後に増えた年もあり、登山入門、地理巡検は満員盛況の人気で、キャンセル待ちで登録するありさまでした。今年で26年目を迎えていますが、年々講師である本校教員の多忙により、新規講座を試みても実現には至らない状況となっています。

10年間にわたり活動してきた有志の会
 平成3年に地区懇談会で父母から何らかの支援ができないかとの提案があり、雪中運当会で豚汁作りと給仕を手伝うという声があり、役員会で有志の会の設立が了承されました。翌年、PTA総会で「有志の会」の活動を承認され、発会式を開き活動内容を(1)学校祭におけるプチバザールの開催、(2)マラソン大会での給水の手伝い・応援、(3)雪中運動会で豚汁を作り応援する、という趣旨でスタートしました。特に学校祭におけるプチバザールは、年々内容も充実し、すぐに売り切れという盛況ぶりで、目玉の一つでもありました。
 平成8年には、道高P連総会で本校PTA会長が会の活動を紹介し、ユニークな活動として大きな反響を呼びました。平成10年に雪中運動会中止により、豚汁の給仕を活動内容から除くことになり、プチバザールの収益金はマラソン大会でのジュース購入にのみ充当することになりました。平成12年、校舎周辺の宅地開発や道路事情により、マラソン大会が中止に追い込まれました。そこで有志の会として、ほぼ所期の目的を達成したので、創立30周年を区切りとして解散することとし、積み立てた収益金のほぼ全額をこの30周年記念事業協賛会へ寄贈するということになりました。

[プチバザールの内容]
(1)革工芸・・・財布、キーホルダー、はさみケース、ペン立て、バレッタ
(2)和紙工芸・・・楊枝入れ、箸置き、雛人形、姉様人形、小物入れ、くず入れ
(3)縫い物・・・パジャマ、子供服、エプロン、袋物、座椅子、ジュエリーケース、パッチワーク小物、ティッシュカバー、布巾、スラッシュキルトのポーチ、マスコット、タオル人形、カントリードール
(4)その他の工芸品・・・牛乳パッククラフト、ステンシル、ステンドグラス、デコパージュの温度計、飾り、フラワーペン
(5)喫茶・・・コーヒー、ケーキ、クッキー、マドレーヌ、かき氷、わたあめ、チョコバナナ、蒸しまんじゅう、ポップコーン、カステラパン、漬け物、佃煮、パン
(6)寄贈品・・・文具、野菜、鉢物、日用雑貨品、制服等
(7)体験コーナー・・・フラワーペン、押し花

北陵だより
 PTA機関紙「北陵だより」は昭和47年7月22日に第1号が創刊され、昭和56年、創立10周年を契機に、これまで発行された第34号までを収録し、誌名「甍巍々たり 第一号」を、また20周年を契機に第2号が発刊されています。現在の発行は89号となっています。
 北陵だよりは、すべて父母たちによる手作りの広報紙です。平成12年度からは2期制に合わせて平均して5回から6回の委員会をもって、作業に当たっています。編集委員になられた多くの方は、編集など初めて経験する方が殆どですから、先輩格の委員の方たちと一緒に仕事をしながら、ひとつひとつ仕事の内容や手順、要領などを学んでいきます。この共同作業が委員の方たちにとって充実した時間になっているようです。休憩や昼食の折に、お茶やお菓子を囲んで賑わう語らいは、子育てや教育、料理、政治、経済などの話題にも及んだりして、お互いの親交を深める場にもなっています。その中で、親しまれる紙面作りに新たな抱負をふくらませて、どの委員の方たちも毎号のように取り組んでおられる姿が、どの紙面にも滲んでいます。行間にゆとりをもたせ、レイアウト・カットにも工夫を凝らし、委員の方たちの心配りが伝わってきます。最近は卒業生からの寄稿、コラム欄「ゆりの木」も外国に在住しているOB、ALTへのインタビューを載せたりして国際色を盛り込み、生徒や教職員にみなさんに読まれるPTA広報のあるべき姿を求めて、編集に当たっている動きが見えます。