第2編・各論〜第4章 施設設備

開校準備期(昭和46年度)
 4間口相当部分、札幌市によって改修整備された一条校舎を引き継ぎ、机、椅子、ロッカー、放送設備、電話等の基本設備の整備をする。さらに図書室、視聴覚室の整備に着手する。開校式に間に合うように校旗、ピアノ、演台などを購入する。

昭和47年度
 とりあえず必要な生物、地学、被服、音楽の4教室の整備に着手する。中庭を舗装し、テニスとバレーのコートをつくる。次年度生徒の受け入れのために、残りの教室を改修整備し、便所を増設する。
 新校舎関係では、用地買収、設計、パイル打ちが行われた。

昭和48年度
 図書室と視聴覚室を分離し、OHP、VTRなどを導入する。あわせて物理、化学、調理教室を整備する。次年度間口増のため、美術教室を間仕切りして普通教室に転用するなどの改修を行う。
 新校舎は躯体工事に着手したが、オイルショックなどで難航する。

昭和49年度
 22学級となって仮校舎は満杯となり、教員室の分散配置をせざるを得なくなる。河川敷グラウンドの使用もままならず大変苦しい1年であった。
 新校舎は辛うじて年内に完成し、12月13、14日の2日に移転を完了する。体育館は年が明けてから使用可能となる。設備は電話交換、視聴覚室、ホールなど使用頻度の高いものから整備する。外まわりではグラウンド用地に土砂を搬入し、自転車置き場を1棟整備する。

昭和50年度
 間口増分の6普通教室の増築に着手したが、完工までの間特別教室を転用する。この年第一講義室、第二講義室、教材研究室などを整備し、教育工学室についても第一次の整備を行う。外まわりではグラウンドの粗造成が始まり、物置と自転車置き場がつくられる。そのほか、石狩町花畔に職員公宅がつくられた。

昭和51年度
 教育工学室の第二次整備が予定されており、グラウンド、バックネット、テニスコート、格技場、構内道路、前庭などの整備が行われ、今年で一応の整備目標はすべて達成されたことになる。
 なお、本校の屯田移転に伴い、49年には屯田第二横線、屯田三番通の拡幅路盤改良が行われ、50年には屯田第二横線が舗装され、今年は屯田三番通に歩道が設置され舗装されることになっている。通学バスは、路線が今年度から屯田ターミナルまで延長になり、北陵高校前の停留所が新設された。徐々に通学条件も整備されつつある。