第2編・各論〜第5章 団体

PTA
 規約の上では既設校のそれと大差はないが、運営面で多少違うところがある。入会の手続きと総会を、入学と同時に行うのではなく、別に機会を設けている点であろう。規約のたてまえをできるだけ貫いていこうというのである。後援会的要素をできるだけ排除しているのも同じ考えに立ってのことである。
 47年4月10日に発会式を行い、以後校舎建設促進、地区別懇談会、北陵だよりの発行などに精力的に取り組んできた。

後援会
 PTAができるだけ本来の姿で活動できるようにということで別に設けられたもので、父母だけで構成されている。新設校であるため施設設備が十分とはいえない。道費による充実が本来であるとしても、それを待っている間に生徒は卒業してしまう。そこで借金をしてでも早めに施設設備を整えたいという考え方に立って発足した。その軸になるのが協力預金であった。これによって設備の充実につとめるとともに、PTA、期成会などと協力して校舎建築促進にも重要な役割を果たしてきた。

校舎建築促進期成会
 北陵高校が十分に機能するためには地域の理解協力を欠くことができない。また、校舎建築を促進するためにも幅広い市民の応援が必要であった。この趣旨に沿って地域住民によって結成されたのがこの会である。PTA、後援会と協力してその活動を進める一方、51年には校舎落成創立五周年記念協賛会の母体として重要な役割を果たしている。

同窓会
 1年間の準備期間をおいて、50年1月20日に発足した。規約はできるだけ簡潔なものにし、運営の段階で情勢の変化に柔軟に対応できる形をとった。当面の活動は名簿の整備にとどめ、会独自の活動は会員に余力ができた段階で改めて計画することになっている。