平成22年12月のニュース

[平成22年12月1日(水)]
校内研修会が行われました。
 中間考査初日となった12月1日(水)の午後、本校職員対象の校内研修会が行われました。今回の研修テーマは「総合的な学習の時間」についてです。本校では平成20年度より「自己分析」「自己表現」「自己実現」の3つのキーワードに即し、3ステージ制のカリキュラムにマッチさせた形で総合的な学習の時間を企画運営しており、今年度その完成年度となります。現3年生は入学時の導入期指導(HOP)を皮切りに、これまで多くの取り組みをしてきました。この反省を踏まえながら、次年度以降どのようにプランニングすべきかを見据え、さまざまな観点から話し合いました。
 研究討議に先立ち、10月に視察させていただいた市立函館高校での実践例が担当者から紹介され、動画を交えながら先進的な取り組みに触れました。
 後半は数名ずつのグループ討議の形で、本校の総合的な学習の時間についての現状認識、および今後に向けて意見を出し合いました。(写真上)
 最後のまとめで、新村校長からは「平成20年度から実施してきている本校の総合的な学習の時間は、非常に緻密で分かりやすい計画のもとに行っており、3年経過した今でも十分にその価値が認められる。このプランが、新しい学習指導要領に合致するものであるか、今後確認が必要だろう。学習指導要領での総合的な学習の時間の定義付けを踏まえ、今後の実践のあり方について研究を深めて欲しい」とコメントがありました。



[平成22年12月1日(水)]
第2回PTA教養講座「坂口教頭の健康講話」が行われました。
 12月1日の18:00より、第2回PTA教養講座が会議室で行われました。先日の第1回「楽書講座」に引き続き、今回は「坂口教頭の健康講話」と題し、主に高校生の育て方について研修しました。
 それぞれ自己紹介の後、ロールプレイング形式で実際に他人とのコミュニケーションを体験。参加した13名のお母さん方は、最初やや緊張気味でしたが、すぐに馴染んで用意されたメニューを次々と体験しました。次に、高校生の子どもをどう理解し育てていくか、意見交換しました。坂口教頭の説明には、自らの子育てで苦労したことなど母親の「本音」が垣間見え、お母さん方の共感を得ていました。
 本校では昭和50年代なかばに保護者や地域住民を対象とした「公開講座」を行っていた経歴があり、開かれた学校づくりを推進していました。規模はそれよりもずっと小さいですが、この教養講座が少しでもみなさまのお役に立てることができれば、学校としても喜ばしいことです。



[平成22年12月4日(土)]
豊明高等養学校と音楽交流会を行いました。
 12月4日(土)の午前中に、札幌市立豊明高等養護学校の体育館において、音楽交流会を行いました。
 この事業は、特別支援学校の地域連携事業の一環として、同じ年代の高校生との交流や主体的な活動を促す場を提供することを目的に毎年行っています。
 この日の朝は、あいにく天候が悪く、例年より参加者は少なかったのですが、豊明高等養護学校からは、3つのバンド、本校からは、チアリーディング同好会、合唱部からの発表があり、「やっぱり、音楽っていいな!」と感じさせてくれる時間となりました。
 豊明高等養護学校の生徒さんから、「チアリーディング同好会の演技は、ボールのように心が弾むぐらい楽しく、合唱部の皆さんのきれいなハーモニーに心が癒され、また月曜日から頑張れそうです。」とすてきな賞賛の言葉を頂きました。今年も心温まる音楽交流会となりました。


[平成22年12月7日(火)]
第4回PTA役員会及び拡大第2回PTA役員会が行われました。
 12月7日(火)の16時より、会議室において第4回PTA役員会及び拡大第2回PTA役員会が行われました。
 はじめに、寺田会長から例年より、活発な活動を行い、活性化へ繋げていることへのお礼の挨拶があり、新村校長からは師走に入りお忙しい中出席していただいたことへのお礼と演劇部が優秀賞を頂き、全国大会へ出場が決まったことの報告、高P連全国大会の準備や研修と交流を深め、PTA活動が活発になり、飛躍した一年になったことへの感謝の言葉がありました。
 議事では、平成22年度海外研修派遣に参加した3名の生徒より、研修報告のプレゼンテーションや、10月、11月、12月の各種研修会参加の報告、協議事項として、高P連全国大会への取り組み、40周年記念行事への進捗状況、来年度の研修事業、2学年のクラス替えに伴う学級委員の選出について、協議されています。
 その他として、本校のボランティア活動委員会の活動報告のプレゼンテーションがありました。



[平成22年12月8日(木)]
手話講習会を行いました。
 12月8.9.14日の放課後、校内において手話講習会を行いました。
 はじめに、手話は耳の聞こえくい人たちのコミュニケーションツールだということを認識し、生活の中で、不便に感じることはどんなことかを考えながら、進めていきました。
 指文字、挨拶、自己紹介、簡単な会話などをやってみました。講師には、以前聾学校に勤務していたこともある、ボランティア活動委員会の顧問が行っています。参加した生徒の感想です。
★1年2組 高見
 私は手話講習会に参加して、手話の重要性と楽しさを知りました。手話は耳の不自由な人同士や、健常者を結ぶ重要なコミュニケーションツールだと実感することができました。それと同時に、手話の楽しさも学びました。私が思っていた以上にすんなり頭に入ってきて、もっと手話を使いこなせるようになりたいと思いました。これから少しずつ勉強して、まずは手話検定5級を目指して頑張りたいと思います。


[平成22年12月12日(日)]
少林寺拳法部が全国大会への出場を決めました。
 12月12日(日)に倶知安高校で行われた全道高等学校少林寺拳法新人大会(道高体連主催)において、本校少林寺拳法部の山ア(2年)・宮田(2年)組、新井(1年)・西尾(1年)組がそれぞれ男子規定組演武、女子規定組演武の部で第1位に入賞し、来年3月に香川県で行われる全国選抜大会への出場権を得ました。
 少林寺拳法の大会では、2名1組の「組演武」、1名での「単独演武」、6名での「団体演武」の3部門があり、組演武と単独演武はさらに有段者の部と、段を持たない者の部に分かれます。本校からは今回組演武に8組、単独演武に3名、団体演武に男女それぞれ1チームが参加しましたが、そのうち上記2組が上位入賞を果たす結果となりました。特に新井・西尾の1年生女子コンビは、初めての新人大会ながら完成度の高い演武を披露し、今後の成長が期待できそうです。また入賞こそ逃がしたものの、今回は予選を勝ち抜き本選に上った選手が多く、特に1年生男子の健闘が目立ちました。
 全国選抜大会は3月26・27日に少林寺拳法の総本山がある香川県多度津町で開催されます。



[平成22年12月15日(水)]
2学年集会が行われました。
 12月15日(水)の7校時に、2学年集会が行われました。今回は11月に行われた模擬試験の結果を受けて、今後の学習計画をどう立てて行くか、担当の先生から指導がありました。
 各科目での結果から、「英語のリスニングに弱い」「現代文・古文は伸びつつあるが漢文が低い」「三角比・三角関数が弱い」等の特徴が浮き彫りになり、2学年の生徒の学習面の課題が明確になりました。10月より文理クラスに分かれた2年生ですが、3年生になるのも目前に迫り、そろそろ本格的に受験を意識しなければならない段階となりました。今回の集会で指導されたことが今後の学習計画にうまく活かせることを期待したいです。


[平成22年12月16日(木)]
3学年「情報B」でロボットカーの授業を行いました。
 10月の後半から12月にかけて、3学年の情報の授業において、ロボットカーの授業を行ってきました。
 昨年度に引き続き、自立型ロボット(School-ROBO)を用いて、C言語のプログラミング実習を行い、その実習を通して、アルゴリズムを理解するという内容です。
 文系は、Web上のプログラムで個々のロボットに合った数値を入力し、目標のコースを走行させていきます。理系では、プログラミングの構造とC言語を理解しながら、数値を入力して、目標のコースを走行させていきます。
 基本的なプログラムの中身を理解し、個々のロボットの特性を把握し、調整が上手くできる生徒となかなか上手くできない生徒と様々でしたが、思い通りに走行すると、どの生徒も満面の笑みを浮かべていました。このように、現状を理解し、どのように問題解決を行っていくかということも、教科「情報」の目的でもあります。卒業後の情報化社会の中で、主体的に生きていくための力となることを願っています。



[平成22年12月16日(木)]
創立40周年記念事業協賛会総会が行われました。
 12月16日(木)18時30分より、本校会議室において創立40周年記念事業協賛会総会が行われました。これまで同協賛会準備委員会が総会に向けての準備を進めてきましたが、協賛会規約を始め記念事業、予算、業務日程等について事務局より提案があり、その審議を行いました。
 今回は同窓会役員、PTA役員、教職員合わせて32名の参加となりましたが、提案については全て承認が得られ、当初の計画に沿って今後事業を進めることとなりました。
 また同窓会役員より「今回は記念式典を行わず、記念公演(OBによるピアノ演奏会)を平日の昼に行うとのことだが、第1期生世代でもまだ現役で仕事をしており、その日程では出席できない。夜の時間帯に懇親会のようなものは設定できないか」との意見がありましたが、同窓会としては今回の40周年事業とは区別して別途同窓会総会・懇親会を企画する方向で、現在調整を進めているとのことです。  本校からは、過去に2回、創立10周年および20周年を記念して発刊された、北陵だよりの集録「甍巍々たり」の第3集が発刊されていないため、これを今回の記念事業に含めてはどうか、と提案いたしましたが、参加者の賛同をいただき正式に発刊することとなりました。今後、過去20年間分の北陵だよりを整理し、準備を進めていくことになります。
 創立40周年記念事業についての情報は、当ホームページにおいても随時最新の動向をお知らせいたします。



[平成22年12月17日(金)]
クリスマス会が行われました。
 12月17日(金)の昼休み、生徒会主催によるクリスマス会が生徒ホールで行われました。
この日はバンド演奏などが行われ、最後にチアリーダー同好会の演技で幕を閉じました。トップの画像は、弾き語りとウクレレ演奏とバルーンアートのコラボレーション(?)です。生徒もたくさん集まり生徒ホールがたいへん盛り上がりました。
 12月の登校日もあとわずかとなり、3年生も受験を控えたこの時期、生徒にとっては一服の清涼剤になったのではないでしょうか。
 出演者・生徒会の皆さん、おつかれさまでした。


[平成22年12月13(月)〜17日(金)]
屯田大藤保育園で絵本の読み聞かせ会を行いました。
 12月13日〜17日の放課後、屯田大藤保育園にて絵本の読み聞かせ会を行いました。
 今回は絵本の読み聞かせが終わってから、子供たちと一緒に遊ぶ時間もあり、生徒たちはとても楽しみにしておりました。5歳児、4歳児は長いお話も身を乗り出して、真剣に聞いてくれます。北陵生も、どうしたら園児たちが集中して聞いてくれるか工夫をするようになってきました。
 その後ホールに全員が集まり、平均台、積み木、縄とびで遊び、お部屋ではブロック、パズル、おままごとと、子供たちと一緒に北陵生も遊んできました。参加した生徒の感想です。
★2年8組 梅木
 進路を保育科に決めたこともあって今回参加しました。園児の笑顔にたくさんのパワーをもらって将来の夢、これからの目標が明確になりました。園児から、手を繋いでくれたり、話しかけてくれたり、かまってくれたり、楽しかったです。蹴られてパンチされて痛かったけど帰り際にその子が謝りに来てくれて素直なところに感動しました。保育園の先生方は気配りが出来て盛り上げるのも上手ですごいなぁと思ったのと、毎日子供と関われることへの憧れを感じました。ただ子供が好きなだけでは成り立たない職だと思うので、もっと勉強して夢を叶えたいです。



[平成22年12月15(水)]
教養社会科学の発表会が行われました。
 3学年の文III選択科目「教養社会科学」の発表会が行われました。
 10月から調査・研究の目的・テーマを検討・決定し、11月に中間報告をし、再度教科担任と相談しながら進め、調査は図書館、インターネットからデータを収集しました。
 教科の目的として、現代社会の事象に関して生徒自らが課題を設定し、その課題を調査・研究し、プレゼンテーションまで行い、主体的・自主的態度を養い、また社会観察力・情報収集能力・情報処理能力・表現力を養うこととしています。
 12月15、16、20、21日と、図書室と情報教室とに分かれて発表会を行いました。図書室では、模造紙によるプレゼン、情報教室では、パワーポイントを使用してのプレゼンテーションとなりました。どちらも、自分が調査研究した事象について、伝えたいことをしっかりとまとめ、効果的に発表していました。生徒同士で相互評価し、最終的に論文を冊子にまとめます。これからの社会では、情報処理能力、観察力、表現力などの力がますます重要になっていきます。


[平成22年12月20日(月)]
屯田大藤保育園でクリスマスミニコンサートを行いました。
 12月20日の放課後、屯田大藤保育園にて合唱部によるミニクリスマスコンサートが行われました。
 昨年度より、「お兄さん、お姉さんのきれいな歌声を聞かせてほしい」との要望があり、合唱部が趣向を凝らして、園児たちに歌声を披露しています。
 保育園では、園児たちがきちんと座ってお行儀よく待っていてくれました。そして、「森のくまさん」「南京玉簾」、保育園の今月の歌「あわてん坊のサンタクロース」をみんなで歌いました。ホールに、楽しい歌声が響き、クリスマスが待ち遠しくなりました。


[平成22年12月21(火)]
冬季休業前全校集会が行われました。
 12月21日(火)の6校時に、冬季休業前全校集会が行われました。
 集会に先立ち、まず10月から12月の間に各種大会で入賞した部活動の表彰が行われ、自然科学部など6つの部に新村校長から賞状が手渡されました。
 全校集会では、新村校長から次の4点について生徒にお話がありました。
<校長先生のお話>
(1)部活動表彰をただいま行いましたが、表彰されたみなさん、入賞おめでとうございます。特に全国大会出場を決めた演劇部、少林寺拳法部は、悔いのない大会となるよう全力をあげて練習に取り組んでください。期待しています。
(2)最近、いじめを苦に中学生などが自殺するという痛ましい事件が多発しています。本校でも先日いじめの実態調査をアンケート形式で行いましたが、何人かの生徒から「いじめがある」との報告を受けました。これを受けて、学校としても対処を図っているところですが、いじめは絶対に許されないことであると再度しっかり心に刻んで欲しいと思います。万一、いじめられて困っているという場合は、ぜひ先生方に相談をし、一人で悩みを抱え込まないようにしてください。学校は困っている生徒を必ず支援します。
(3)12月に入り、本校生徒のバス乗車に関する苦情が一般市民の方から寄せられています。「下車しないのに降車ボタンを押す」「冬で寒いのに他の乗客のことを考えず窓を開ける」ということですが、残念ながらこういった行動をとる生徒が今の北陵高校には存在します。ぜひ社会人としてのマナーや規範意識を身につけてください。人間として大切なことは何か、今一度考え直すべき時だと思います。学校の評価は、決して進学率で決まるのではありません。そこに学ぶ生徒一人一人の姿で決まるのです。北陵生としての誇りや自覚を強く持ち、望ましい態度や行動を心がけてください。
(4)12月は1年を振り返るのに適した時期です。素直な心で、この1年がどうであったか、振り返ってみてください。もしやり残したことがあるならば、それを来る2011年の行動計画に生かしてもらいたいと思います。

 また、生徒指導部長の渋谷先生からも、いじめとバス乗車マナーについて詳しいお話があり、生徒は真剣に耳を傾けていました。
 一部の心無い生徒の身勝手な行動により、学校全体が悪いイメージに陥ってしまうことを全生徒とも今一度再認識し、他人への気配りや望ましい行動ができるようになることを期待したいです。