北陵だより第12号/昭和50年8月25日発行


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巻頭言
PTA会長


 或る小学校でのお話である。父兄の一人が「ブランコの真下が低いので雨が降ると水が溜まる。それで、なおしてほしい」と言うので、先生はさっそく砂を敷いたが、何回やっても元の木阿弥になってしまうそうである。
 聞いているうちに馬鹿らしくなった。言う側も聞く側も、なんと遊びの実態を知らなさすぎるのである。
 さて、我が北陵高校が屯田の一角に完成したのである。校舎の中に入ると、その素晴らしさに驚かされる。生徒も、そして先生も幸せだと思う。だが、残念なことに屋外競技施設が全くないのである。くだんのブランコの水溜りの議論をしておられるお暇な方々は、お解りいただけないだろうが、高校教育の中で屋外の体育施設のないことは、或る意味では教室の1つや2つの不足より重大なことと思う。
 それには理由はあったにせよ、その完成がすこぶる遅延していることは、残念でならない。
 「高校が進学のための予備校的性格であってはならない」という理想のためにも、なんとかと願うのである。
 ところで、このたびはからずもPTAの役員を仰せつかったのである。ご苦労であった先輩役員の過去の数々の実績には、今更ながら敬服しているのである。何時の日は、屯田のこの一角に、北陵高校の威風堂々の校舎と、そしてそれぞれの屋外体育施設を完備したとき、生徒と先生と父兄と、そして地元の人達と共に素晴らしい祝賀の宴をと夢見ていたが、もはや秋の微風が漂う季節。いや、「目先の事より大志を抱け」と、ドクトル・クラークは笑っているかもしれないが。

ゆりの木
保護者

▼教育内容が年々高度になってきている現在、学歴は実際以上に要求される条件になってきている。
▼子供に公立高校、国公立、一流大学に入学させようと必死になっている。果たしてこれでいいのだろうか。最近私は、こんな事が気にかかる。
▼バスの窓から手を出している子供に運転手が注意をしtら、若い母親はすかさず子供の頭をゴツン、ふくれっつらをして下車した。
▼老人が乗車すると眠ったふりをしてしまう思いやりのない人がいる。
▼受験準備のために、休みもなく講習を受ける学生がいれば、一日中ブラブラ遊び廻ってそ知らぬ顔で帰宅する学生がいる。
▼勉強はいやだが敗北者になりたくないと云って、点取り虫になる者がいる。
▼せまい部屋でテレビをつけ、親子の話し合う時間も作ろうとせず勉強勉強と強要しても、子供はそれを理解するだろうか。
▼両親を一番尊敬すると云った子供が、親をうらぎるような無謀な行動に走ったのはなぜだろうか。
▼物質、労力、金力などを道徳心以上に大切にし、人間らしい心を失いつつある親子が多いのではないだろうか。
▼家庭教育でも学校教育でも、人間形成の根本となるものは道徳、博愛、すべてこの条件から育成されなければならないだろう。
▼環境との調和をとり、判断力と自主性を育て、子供の将来に役立てられる教育を考えてやれる。そんな親になれたら、どんなに素晴らしいだろう。


[北陵だより第12号 2ページ]

PTA研修会
石狩地区
 去る5月28日、石狩青少年会館において表記の研修会が開催されました。
 本校からは教員2名、PTA役員2名の4名が参加しました。
 研修会の目標は、
◆PTAにおける成人教育活動を考える。
◆研修活動推進のための調査について、研究する。
◆研修活動展開の方法を研究する。
 というもので、午前中は石狩教育局社会教育指導班主査からの講義があり、午後はいくつかのグループに分かれて演習を行い、続いて家庭教育学級の実例として、南線小学校の放送利用学習の様子を参観しました。
 まるで学生時代にもどったように真剣に講義を聞き、“PTA事業を設定するための調査”という難しいテーマで、慣れない実習に頭をひねり、講評にハラハラした後で見た南線小のテレビ利用による学習風景は、楽しく有意義なものでした。
 毎日、何気なく見流しているテレビですが、もっと番組を選び問題意識をもって見るように態度を変えるだけで、成人教育の第一歩が始まり、更に進んで親子視聴や学習グループに発展させれば、テレビ学習は立派なPTA成人教育活動の一分野として活用できると思いました。
 盛り沢山の研修会で得たものを、これからのPTA活動にどう生かすかを話し合いつつ、帰途につきました

昭和50年7月4日 札幌市民会館に於いて
 50年度札幌市高等学校PTA研究集会が開催されまして、本校から教員1名・役員1名が出席しました。開会式後講演を聞き、次の研修主題に入りました。
◆PTAにおける成人教育活動のあり方。
 (1)主催事業のあり方
 (2)地域づくりとPTA
 このテーマにもとづき、千歳高校実践の模様等につきまして、かなり細部にわたる質疑応答が行われました。クラブ活動、又進学等の件においては、どこの学校も悩みのたねを抱えているようです。本校もこの点につきましては、屋外の造成等諸問題が山積です。後援会と共に協力し、何とか1日も早くこれらの問題解決にと痛切に思いました。藻岩高校等、多くの学校が参加しその中より熱心な研究発表が行われました。発展途上にある本校としましては大変参考になる事ばかりでした。一人一人の努力そして協力により輪を広げ、地域的学習の高揚につとめ、更には国際的立場をも高めてゆかなければならないと思います。
 午後より、それぞれの学校の共々にこうした多くの悩みをもちながら、尽きることのない討議に1日を終えました。

火炎ビン学生の父親は息子と話さない
 火炎ビン闘争の学生の弁護に当たっている井上弁護士は、過激な闘争にのめりこんでいった学生が父親と話し合った記憶をほとんど持っていないことを知って、愕然としたという話をしている。それで、息子と自転車で四国一周旅行をした。無口な息子が翌日の予定などを中心にだんだんと話しをするようになった。親子の断絶は相互無接触、相互反発という経路を通って起こるものである。断絶を防ぐには、父子で何か一つのことを共になすことである。その共同の作業を通じてなされる父子の対話が教育には最も必要なことである。
 これは6月13日、郵政会館で行われた高等学校PTA幹部研修会の中で、藤女子大学の紅林先生が教育委員の立場からではなく一父母としてされた講演の中で最も印象に残った話です。
 子どもの心のやすらぎや思い出になり得る家庭や学校をつくることは共同の作業を通じて初めてできるのだということを再確認しました。

校舎増築、環境整備計画の概要
(1)普通教室等の増築工事
 学級増に伴う不足教室等の増築工事費の予算は、当初予算で最小限度の規模で計上されていたが、さきに入札執行の結果、丸彦渡辺建設KKが落札、7月初めから工事に着手、11月末には完成、使用できる見通しである。
 工事内容は、片廊下式の3階建て、普通教室6教室に1階北側に便所が置かれ、延べ面積530平方メートル、衛生暖房、電気設備等を合わせての契約は6,069万円である。
 なお、この工事に含めてグランド側に仮設道路の造成も行われ、工事用車輛は現在の通学路を通らずに出入りできるようになった。
 今回の増築工事は、学校としては到底満足のできるものではない。即ち、最初から30学級規模の学校として計画された学校と同じ面積になるように、その不足面積を増築するよう要望してきたわけであるが、一般的な学級増の場合と同じ扱いとなり、工芸教室など必要な特別教室を含めての増築が実現できなかったころは、遺憾に堪えないところで、同規模校と比較して格差を生ずることとなった。
(2)グランド、道路等外構整備
 これらの予算は、第2回定例道議会で措置されたもので、本校分は約7,000万円、今月中に発注着工される見込みである。
 道路関係では、関係地主の要望もあり、現在の通学道路を含めてヨの字型に幅員10メートル、延長約600メートルの道路が整備され、完成のうえは市道に認定される予定である。
 グランドの造成は土盛りが主体になるものと考えられる。前年度までに既に約20,000立方メートルの土量が搬入済みであるが、なお不足する約10,000立方メートルを搬入する必要があるとのことで、今年は荒仕上げのみの見通しである。
 グランドを乾燥させるための暗渠管の埋設は、地盤の安定を待ってということで、明年に持ち越され、したがって完成は1年ずれることとなる見込みである。
 また、附属工作物としては物置のほか、自転車置場の増設、門柱、野球用バックネット等の設置方を要望中である。
 その他の環境整備では、取付道路から玄関までの路盤改良、でき得れば簡易舗装までを要望、校地周囲への排水溝は設けられるものと考えられるが、芝張りは見送りとなる公算が強い。
 更に、大きな懸案事項としてはテニスコート整備の問題があるが、防球用フェンスの設置は見送らざるを得ないとしても、地盤整備だけはなんらかの方法を講じて実現したものである。
 また、玄関前車まわしの設置と必要な個所への樹木の植栽など、本格的な環境整備に着手し、1年でも早く望ましい教育環境に仕立てたいものである。
(3)格技場の建設
 従来、新設校の格技場建設は単独事業によることとされていたが、補助事業の枠内でということに変更され、本校分としては現在未決定であり、明年に見送られることもあり得る情勢である。


[北陵だより第12号 3ページ]

昭和50年度 PTA役員一覧
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[北陵だより第12号 4ページ]

昭和50年度 PTA予算書
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昭和50年度 後援会予算書
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[北陵だより第12号 5ページ]

海外に眼を
ローズクイーンを迎えて


 生徒の生活空間・生活体験をより広く豊かにするために、札幌の姉妹都市ポートランドのリンカーン高校と姉妹校の提携を結んだ。その提携に内実を与える活動の第一歩が、5月19日の「バラの女王」の本校訪問であった。彼女の名はダニタ・ルーズィック、今年18歳の小柄な美女である。
 拍手に迎えられてステージに上がった彼女に校長先生が英語で歓迎の挨拶をした。続いて生徒会長の佐藤君も英語で堂々と挨拶をした。答える彼女はもちろん英語、司会の大沢先生も英語、英語英語の20分間であったが、生徒はみんな落ち着いて話に聞き入っていたようだ。彼女が退場する時、列からパッと飛び出してきて一生に一度の幸運な握手をした男生徒がいて、集会はなごやかに終わった。
 この後、ユネスコクラブ員や生徒会役員と懇談し、それから最も日本的な授業の「書道」に参加して『ばら』という字を見事に書き上げ、一日を終えた。『ばら』の2字と校長先生の奥さんから贈られた手作りの日本人形とを手にした彼女の笑顔が実に印象的であった。
 ちなみに、「バラの女王」はポートランド市で毎年行われるバラ祭のヒロインで、全市の高校生の中から容姿だけでなく学力生活態度をも含めて、大変厳しい審査を経て選ばれる。なお、ポートランドのバラ祭は、札幌の雪まつりに相当する全国的にも有名な祭であって、期間中は全米各地から大勢の観光客が車でどっと押し寄せるということである。

全米柔道使節団来校
 8月20日には、第3回アメリカ高校柔道使節団が来校した。バラの女王の来校と同じく日米親善のきずなを少しずつ太くしていく地道な活動の第2歩である。
 使節団は役員4名、選手12名いずれも全米高校柔道大会を勝ち抜いて来た強者である。対するのは札幌市内高校選抜軍、本校の茶畠君が中量級の選手として出場した。試合は中央体育館で行われたが、交歓会は本校で行われた。
 日系の3世、4世をまじえた選手団の紹介のあと、必修のクラブ活動に参加した。ここでも日本的な空手、茶道、将棋、囲碁、書道、詩吟、手芸などに興味を持ったようだ。空手は格闘技だけによろこんで組手の練習に取り組んでいた。
 12時15分、柔道部員、ユネスコクラブ員、生徒会役員との懇談を終えて、逞しい男たちは帰っていった。

危険!! 自転車通学
 現在、本校では全生徒の約2割の二百数十名が自転車で通学しています。自転車の利用者は事前に係教師に届出て個人的に利用についての諸注意を受けています。自転車置場は、屋根つきのスペースが不足しており、生徒から増設の要望もあり、現在検討中です。
 自転車通学に関して最も心配なことは、交通事故の問題です。残念なことですが、すでに1名の事故者が出ています。幸い大事にはいたりませんでしたが、一つ間違えば大変なことになります。自転車は軽便で機能性が高く、利用価値の大きいものですが、現在の道路状態や交通事情に順応できない面のあることを自覚し、交通法規の厳守と、自転車の特殊性を考えた運転を心がけるよう特に望みます。

2学期の主な行事予定
 8月20日 米国高校との交歓会
 8月25日 始業式、実力テスト
 9月12日〜14日 北陵祭
 9月23日 マラソン(全学年)
 10月7日〜9日 中間考査
 10月12日 地方公務員試験
 10月30日〜11月6日 見学旅行
 12月5日〜9日 期末考査
 12月23日 終業式

家庭教育シリーズ(7)〜「巨人の星」と「水色の詩」
校長

 「巨人の星」と「水色の詩」。
 嫁入り前の娘を刺殺し、妻をも傷つけ、自らも自殺した父。娘の女子大入試に女装して替玉受験し、バレてしまった英語教師など、父親にまつわる異常な事件が話題になった。
 戦後の男女平等の風潮の中で「亭主関白」はいても「雷親父」は少なくなり、「厳しく叱り戒める」父親よりも、放任主義で教育、躾のことは母親任せで、自ら「ゼニ運搬機」に甘んずる父親が多くなり、そこに教育ママの生まれる素地があり、母親肥大と相対的に父親が短小化され、「父親不在」の嘆きも聞かれるようになった。
 本来父親とはどんな役割をになうものなのだろうか。その側面に3つあるように思われる。その1つは、社会的文化的環境の代理人として、その命令、禁止等を通して厳しく価値を教え、子どもの自己形成を方向づけるものであり、その2は前述のことが、変動する時代においては旧秩序を押し付けるものとされ、桎梏と受け取られ、父親は脱出すべき桎梏の権化であり、打倒さるべき権力者とされる。その3は、単に規範の実現を厳しく迫る存在だけでなく、子どもの自立への歩みを守り導く力強い「支柱」的存在である。
 日本の伝統社会では、「地震、雷、火事、親父」というように、父親は厳格でこわい、まさに文化的価値の協力な代表者、規範者としての存在であり、この父親が子どもの自由な成長にとって桎梏となったことも確かに少なくないが、しかし多くの場合、この厳しい父親が温かい母親の愛情とともに子どもの自立への歩みを叱ら励ましつつ導いていく支柱的機能を十分に果たしていたと思うのである。
 私はこの父親の具体例を、テレビの「巨人の星」と「水色の詩」に見るのである。前者が現実ばなれしたフィクションながら深い感動を与えるのは父性のいきいきとした躍動があるからである。一徹は飛雄馬に人生を賭けて悔いのない一つの高い理想的目標を示し、共に到達しようと試練の道を歩む。くじける腰ぬけは「子」ではないといいながら、自らも欲得ぬきで身をすりへらしてひたすら精進する父の姿に、導かれ支えられつつ、厳しい試練に耐えて栄光を手中にする飛雄馬に成長した。
 後者は、平凡なサラリーマン松宮善吉と変わり者の石屋平塚の、好きなことに欲得ぬきでひたむきに打ち込む姿に接し、隅谷五郎は人間の生き方を知らされ、開眼する。青年が自立しようと苦斗し、挫折しそうな時に、青年を支え、進むべき方向を示してくれる人こそ父親なのである。
 次代を生きる父親は、現在の父親のあり方から生まれる。おそくならない今、父親を考えてみるべきではなかろうか。


[北陵だより第12号 6ページ]

スクールライフ
臨海学校に参加して
1年生女子



 神恵内とは神の恵みの内と書いて「かもえない」と読むそうです。アイヌ語の意味は美しく神秘な沢とのこと。それで私は入学してからずっと楽しみにしていたのです。期待に反さずとても美しい所でした。でも神様が私に下さったお恵みは2日間の悪天候と、20数か所の蚊に食われた跡……人の話だけではわからない所を見せてくださったことです。私はこのキャンプが全部が全部楽しかったとは思っていません。嫌なことがあったのです。
 それは、どんな場合にもどこのクラスにもかぎらずいるものですが、自分の事しか考えず団体行動からはずれる人が……私はその人達についてはとやかく言いたくありませんが、その人達のせいでこちらが迷惑したのは事実だし、友達ともめたのも事実です。だからやっぱり頭にきます。でも、もう忘れることにしています。だって嫌な事ばかり覚えていたっていい事はないし、それによって自分の過去のそう云う事がなかったかどうかも反省できたのだから……。
 楽しかった事は、やっぱりたくさんあるのです。2日目の時、友達と2人で磯遊びの帰り道、はだしで歩いていたときに、ある家の前に素晴らしくきれいで大きな紫陽花の花があったのです。友達が「キレイ」と叫んで、それから2人で見とれてあんまりきれいだから、すぐその場でおばさんに「それ下さい」と言って、一番大きくてきれいなのをもらってきました。
 仲間に自慢して、その日の夕食に花を添えたのです。
 楽しかったことはまだまだいっぱいあるのです。しかし沢山ありすぎて書けば100枚位かかるからやめます。結局、いいキャンプでした。頭にきた事も、楽しかったのも、これからの3年間に役に立つだろうし、いい思い出をつくることができたキャンプでした。

林間学校に参加して
2年生女子



 7月29日。いよいよ大雪山に登る。最初はロープウェーで姿見の池へ向かう。これから私たちが登ろうとする旭岳がぼんやりと雲の中に浮かんでいる。
 私はどうしてもこの山に登りたかった。この機会をのがしたら、もう二度と登山などというチャンスはないだろうと思ったから。一度でいいから山に登ってみたかった。
 火山灰におおわれた坂道を登る。傾斜はゆるやかだが、やはり足が重い。途中、左手に地獄谷が見える。傾斜はこのあたりから急になってくる。地獄谷特有の硫黄の臭いが鼻にツーンとくる。後ろを振り返ってみた。なんとすばらしいのだろう。私が立っている地点よりはるか下の方に雲海が広がっている。私たちは今、雲より高いところに立っている。夢のようだ。この気持ちが、頂上まで歩く意欲をかきたてた。
 頂上が見える。もう数十歩で到着しそうな気がしてくる。あと数メートル、もうすぐ私は念願を果たすことができる。あと3歩、2歩、1歩……。こうして私たち一行は、北海道の最高峰、2,290メートルという旭岳に登頂した。そして「ヤッホー」と叫んでみた。みんなが笑っている。グループの仲間たち、先生方、校長先生。私たちに比べると校長先生は体力的にずっと劣る(?)はずなのに……。頂上近くになると両手を膝につけ、水をかぶったように汗をかき、黙々と登る校長先生。若者の中に混じって、感激もひとしおだったにちがいない。素晴らしい。感無量である。私は一生この感激を忘れない。林間学校に参加して本当によかった。

球技大会
 7月23〜25日の3日間、2・3年生による球技大会が催された。ルールを守って立派な大会にしようと、体育委員長から呼びかけがあり、生徒代表の力強い宣誓がなされ競技が開始された。バレーボール、卓球、ソフトボールに熱のこもった試合が進められた。華やかな応援合戦も見られ黄色い喚声が屯田にこだましました。運営に当たった体育委員審判の諸君達、御苦労様でした。
 優勝チームは次の通りである。
 バレーボール 3年1組
 ソフトボール 2年1組
 卓球(男) 3年6組
 卓球(女) 3年2組
 総合優勝 3年1組

編集後記
▼11号までの北陵だよりは、全面的に学校側に依存しておりましたが、本号より私達PTA役員が積極的に参加することになりました。
▼見馴れぬ新聞用語の割り付け、囲み記事、中3段左寄せ、縦カット横カットなど、素人なりに勉強しながら編集技術よりも熱意で北陵だよりを作っていきたいと思っています。皆さまの一層のご協力をお願い致します。
▼尚、編集に当たってこれまで担当された先生のご苦労がわかりました。この機会に改めて厚くお礼申しあげます。
▼前号までに組み上げられた形態・内容を手本にしながら、編集方針の決定、取材・原稿依頼、割付から校正まで、編集委員のお母さん方の手になったものです。まだ依頼原稿の分量が多いのですが、次回からは取材原稿をふやそうと張り切っています。
▼PTA活動が学校教育と社会教育との接点になる一つの道に、今回の編集活動がならないかとひそかに期待しています。