北陵だより第23号/昭和54年3月10日発行


[北陵だより第23号 1ページ]



後援会活動を顧みて
後援会長

 創立間もない本校が、昭和51年度北海道教育実践表彰校として受賞の栄誉に浴した事は、歴代の教職員の方々の熱心な御指導と生徒自身の熱心な勉学姿勢とPTA後援会等数多くの方々の血の滲むような努力の結晶でありましょう。
 昭和47年4月、市一条仮庁舎で本校が開校されて以来、教職員父母の方々の強力な運動に依り同年11月校舎建設敷地面積58,318平方メートルの買収契約が締結されました。当時の半額価格で、本校誘致の為買収に御協力頂いた地主の皆さんには感謝申し上げなければならないと思います。
 続いて翌48年4月道議会で、新校舎建設着工の為予算が議決されました。其後関係各位の強力なる努力に依り次々と予算が計上され、51年10月屋外グランド造成工事と格技場新築工事が完成、11月遂に校舎落成と創立5周年記念事業と式典が、関係者各位の絶大な御協力を頂き盛大に挙行されました。開校以来熱心に御尽力下さった障子秀信前後援会長並びに歴代役職員の方々の並々ならぬ努力に対して衷心より感謝申し上げます。
 開校当時教材教具等の不足をなんとかして整備し、より良き教育環境を作るべく発足した後援会の協力預金活動も昭和52年度決算時に於いて、皆様方の多大なる御協力を得15,043,600円もの多額の教材教具環境の整備費等に利用させて頂きました事は誠に喜ばしい事です。
 又、5周年の記念事業のアナライザーの設置及び環境整備等大事業が完成し、より良き教育環境が整備されました。又、公開講座に於いても好評をはくし、其後継続され年毎に参加人員も増し又、講座部門も多くなる等地域住民よりその成果が高く評価されている事も喜ばしい事であります。
 本会も道の指導に依り56年度迄協力預金解消の資金計画に依り運営されております。風吹く度に砂塵逆巻くグランドも道費で整備されつつありますが、1日も早く立派なグランドが完成され快適な体育学習の出来る事を願っております。環境の整備、図書の購入等、後援会の使命もまだまだこれからです。
 今迄の皆様方の御協力に感謝申し上げると共に今後も会員各位の絶大なる御協力をお願い申し上げます。

ゆりの木
教職員

▼「共通一次試験元年」。これほど入試改革の著しい年があったであろうか。大学入試センターが発足して以来報道機関より共通一次試験に関する内容が流れるたびに不安がつのったのも真実の現状である。
▼大学入試センターでは高校教育の正常化、大学の格差をなくす、などの大義名分をうち立てているようである。しかしながら受験生にとって5教科7科目の1次試験、さらに大学独自の2次試験は膨大な負担であろう。
▼次に内容面からは正答の詳細を公開していないと言うことである。つまり各科目の問題は大問ごとの得点しか示していないものが多く、完全解答かどうか解らない所もある。このことで合計点の±20点の誤差はまぬがれなく、大学で予想されるボーダーライン上の受験生にとって不安この上もないものであろう。
▼そしてこの誤差は平均点よりも低い得点者に著しいそうである。自己採点した場合大学入試センター基準のとは大分ズレがあるようで本人の実際の得点を削らなければならない。その度合とは得点の低い者程多く削らなければならなく結局自己採点をどれだけ正確にするかという事であり、大学入試センターの基準はもっと厳しいものと予想される。
▼解決しなければならない多くの問題点をかかえて、共通一次テストは始動したが高校教育の正常化そして納得のゆく入試改革は、なしえるのであろうか。


[北陵だより第23号 2ページ]

卒業を前に
人との出会いを大切に
3学年主任

 第5回生の諸君、卒業おめでとう。3年間は過ぎ去ってしまうとほんとうに早いものですね。入学当時の諸君の姿が昨日のように思われます。諸君との最初の出会いから卒業までの3年間をふり返るとき、種々の思いが脳裡に浮かび胸があつくなるのを禁じ得ません。
 諸君とわれわれ教員が一体となってとり組んだ宿泊研修、臨海学校、林間学校、見学旅行等の学校行事また、学級の力を結集し強力なエネルギーでとりくんだ学校祭、体育祭等の生徒会行事で得たものは、諸君のこれからの人生においてかならず役に立つものと信じております。ある者は社会人として職場へ、ある者は専門的知識技術修得のために大学へと道は違っても、北陵で得た「人の出会いを大切に」「人のいたみを知る人間」の精神を忘れないでいただきたい。諸君が今逞しく、晴れやかに旅立ち得るのも、両親、先生、級友等多くの人々との出会いによるものであることを、もう一度心静かに考えていただきたい。人のいたみを知り、人の出会いを大切にする中に、友情が生まれ、自らの心の広がりができることを諸君が一番よく知っているからである。
 諸君の健闘を心から祈っております。

卒業生の皆さんへ
学年副委員長

 卒業生の皆さん、おめでとうございます。心からお祝い申し上げます。
 長い人生のなかで、最も夢の多い高校生活を過ごされ、今また進学就職と、次の段階へ進まれようとしています。
 哀歓と苦楽の入り混じった北陵高校3年間の数々の思い出は、あなたの人生のなかで永遠に生き続けることと思います。
 抽象的な表現になってしまいましたが、人生の先輩として一つの素朴な言葉を贈ります。それは「自分をいつわるな」ということです。これは、今日までの43年間の人生のなかで、私の得た教訓を凝縮したものです。
 良心、誠実、熱意、勇気などの言葉と密接に関連しますが、要するに人間社会のなかでの個々人の行動の基準は、自分の良心に忠実に従うことだと思っています。
 そして、どんなに苦しくとも自己をいつわってはならないと思います。皆さんは自己の良心に従い、それぞれの人生を力強く個性豊かに歩まれることを期待しております。
 卒業生諸君の前途に幸あれ。

共通一次試験を考える

 この度実施された共通一次試験は「史上空前の入試改革」といわれる反面、「高校教育をさらに混乱させる」という厳しい批判もあり、さまざまな論議を呼んでいる。「北陵だより」編集部は、共通一次の受け止め方や、本校における現状をそれぞれの立場から指導部先生・生徒はインタビュー、父兄からは御意見をいただきました。

国立大学共通一次選抜試験について
進路指導部長

▼実施時期については
 もっと繰り下げてほしい。3学期の授業を実のあるものにするためにも……。
▼共通一次対策に偏ることについては如何?
 振り回されたことは確かです。5教科7科目そろえて点数を上げるのは容易ではないのです。解答時間の制限もあることで、更に2次試験もあり、負担が多すぎる。
▼足切りについては……
 全国の受験者数は単純計算で定員の約3倍で志望の偏りがなければ足切りもないことになるが、現実はそうはならない。何倍で切るか、一次の点数を総点の何割にするかも大学によりまちまちで足並みが揃っていない。しかも一次の点数は自己採点で推測して二次出願の可否を判断するのが微妙で難しい。やはり手間が大変でも詳細を本人に知らせるべきだと思う。一校しか出願できないというのも従来にくらべて不幸なことです。
▼入試制度改変のいきさつと問題点は
 文部大臣の諮問に諮問機関が制度を考え出して各大学に相談し、まあまあとなったのでしょう。意見もいろいろだったようです。
▼入試センター側に望みたいこと
(1)足切りは全体にしない。
(2)実施時期を2月初めに繰り下げる。
(3)本人の得点を知らせる。
の3点がこの制度を続けるとすれば大きな問題です。
▼一次二次の点数配分について  一次のウェートが高い所では、二次で頑張って取り返すのが難しい場合もある。結局は一次の点数に左右される。去年までの様に本番の試験により志望を適性や能力と考え併せて選択し貫徹することと較べて矛盾した様なことがおきている様に思われる。

進路指導部進学係
 試験の時期ですが一時的には早いと言っても仕方がないでしょうね。この制度が実施されるのは1年遅れたので今の生徒が入学した時には判っていた訳です。それに対して指導はして来たつもりですがなかなか思う様には行かなかった。うちの生徒の場合国公立大学を志望するという事は観念的に思っている事が多い様です。
 そして試験の準備を考えた場合、制度の改正の目的は生徒の過酷な受験準備をさせるといった問題を解消させる事でしたが、結果に於いては其の生徒にとっての負担は大きくなり北大の理系等を考えれば二次試験の負担は従来よりも大きくなってきています。
 5教科7科目で科目数が多いと元来この試験は優等生タイプの子が得な訳で、普段コツコツと勉強する子、1年の時からやる子が非常に有利になると言う事です。うちの生徒の場合数学が良ければ英語が駄目、たとえば理科2科目とか社会2科目に手をつけないで受験期が来てしまう、全部に言える事はバランスの取れる子というのが少ない様です。
 この制度そのものがどの教科もまんべんなく出来るのが必要でバランスの取れた得点をする子が非常に少ないので、不利な制度と言えるでしょう。又問題が易しいと言われていますが大学側があの程度の問題で入試について満足するかということからこれが続くと今度は、二次試験の方を厳しくする可能性もあり、ずるずると元の木阿弥になってしまうのでは…共通一次そのものがまずくなって来るのではないかという気がします。
 入試の方向としては良いと思うのですが、実際に行われたら弊害がゾロゾロ出てくる事になりますね。

受験生の声
問 共通一次の内容についてどうか。
A 思ったより易しかった。
B 教科書に忠実に出していた。
C やさしくても出来る人は出来るし、間違う人は間違うしみんな同じだからどうって事ない。どんな制度でも同じだ。
D 選択科目によって難しさが違っていたから同じ様な平均点が取れる様にしてほしい。
E まどわされた感じ、もうちょっとむずかしいのが出ると思った。だけど5教科7科目は多すぎる。理系に進むのに社会や国語は不要です。
問 共通一次の為に取った時間は?
A 一生懸命やった。
B ほとんどその為にやった。
C あんな問題だったら別に普通の授業だけで良かった。
問 共通一次の制度と旧制度との比較は?
A 前の方がいいなあ。2回受けられると言う事で!!
B 高校の授業の正常化なんて言っているけど二次試験を結局大学独自である訳だから、今までと変わらない難しい問題が出ると思う。俺たちは二重手間を食わされ二次があるという事は今までの旧制度と同じ訳さ。
問 今後の継続について
A 全然ない方が良い。全員賛成!!今までの1期校、2期校がある方が良い。大学の格差が変わるわけでないし、唯高校の学校さが出るだけ、あくまでも生徒の為の大学入試であってほしい。今後継続されるとしたらこれは重大問題だと思う。するとしたら大学側の足切りをなくしてほしい。実施時期にしても早かったし浪人なら前からやってるからいいけど現役生にはマイナスです。

3年生保護者
 数年来の試行を含めて準備がすすめられた国立大学共通第一次入学試験は、多くの批判のうずまく中で本年1月に遂に実施され、受験生とその家族は否応なしにこの軌道の上を歩まなければならなくなった。この制度は臨時のものではなく、多少改善の手が加えられる可能性をもちながら入学試験制度の抜本的な改革として来年度以降も実施されることになる。
 入学試験はその是非、価値論は別として経験するものにとって人生最大の関門の一つであることは今昔変わりない。そして自分は、うちの子は何とか合格させたいというのが偽りない気持であり、このためには負荷の軽重は問わない。同時に筋論からいえば単なる選考段階に効少ない負荷は避けるべきであり、入学後の成長に必要な学力と意欲を蓄積できる様にすべきだということになる。これらの要求に対して“共通一次”は有効にその役割を果たしているだろうか。
 設問の面では大方の評論でもみるように偏りなく標準化され、しかも解答の公表など従来の選抜試験の欠点をかなり克服しており、一つの規範となり得る程に目的に達しているとみられる。
 負荷軽減の面ではどうか。確かに選抜する側としては補足的二次試験にとどめ得るなどの効果はあるが、受験生にとっては逆である。足切りもこれを可能性低い受験を避けしめるものとするには一次の成績の個人告知と、足切りに遭ったものの志望変更を認める程度のことは必要となろう。
 入試改革は選抜側の省力のみにとどまってはならず、謙虚な反省にたった改善を強く望みたい。

3年生保護者
 期待と不安につつまれた共通一次試験の結果が発表された。平均636.0点とのこと。自己採点と比して受験生の心理は複雑なものであろう。本来、大学教育を受けるに適した能力・適性をみることと高校教育の正常化を目的として導入されたマークシート方式による共通一次試験であるが機械に人が左右されている感じがしないでもない。高校学習の到達度をみる基本的な出題であるとは言うものの学校・諸先生方の入試対策指導と生徒自身の勉学対応は従来より労苦があったことと思う。
 今回の入試改革で1期校2期校の区別が撤廃し一次試験の結果と大学ごとに実施する専攻学部に合った能力・適性を評価する二次試験の内容で合否が決まるが、なによりも生徒自身の生涯目標はなにか、それに適した学部はどこかを選抜基準にして自分自身の将来設計を第一に英知を結集し志望校に挑戦、全員合格することを祈る。

「うちの子に限って」(3)―よき聞き役と父親―
生徒指導部長

 「高校生になったら何も話してくれなくなった。何を考えているのかさっぱりわからない」となげき、「こちらが何か言おうとすると、うるさい!と息子がどなるんです。情けなくて……」という母親。一方子どもたちは、「いちいち細かいことをぐちゃぐちゃと言うし、すごくうるさい。それに話してもどうせわかってくれないし、頭にくるだけだから……」と口をつぐみます。子どもたちが、中学生、高校生となるにつれて、親子間の考え方には行き違いが多くなります。心身ともに子どもから大人に変わろうとしている思春期、自我に目覚め、親からの精神的独立、自立をもとめて、もがいていく年令にさしかかった子どもたちは、常識的な見方をし、間違いのない人生を歩んでほしいと願う親と、いたるところで衝突するようになります。そして悪いことに親はその行き違いがおきていることになかなか気がつかないのです。では、親を批判し、反発している子どもたちは、親に期待することはないのかというと、そうではなく、表面に現れる言動では親に反抗し、しゃべらなくなっていても、心の中ではよき話相手、相談相手を求めているのです。それが親であったらどんなによいでしょう。やはり子どもは喜ぶはずです。とりとめのないおしゃべりの中から、子どもが本当に話したかったこと、相談にのってほしかったことを、タイミングよくとらえ、引き出していくことです。そのためには、まず親が“聞き役”になることです。よく話の途中で、「まだ子どもだから」とか「大人のいうことをききなさい!」とか、親の立場から結論を出したり、説教めいてしまっては話す気になるどころか、聞く耳を持たなくなってしまいます。日頃の対話があればこそ、本当に困ったときに親を頼りにできるし、親も手をさせのべてやれると思うのです。ゆとりのある親の態度こそ大切な第一歩と思います。
 現今、“父性の欠如”ということが言われています。男っぽさが生活の中に欠けてきているということです。男っぽさとは、視野の広さと決断だと思うのです。思春期から青年期へかけて大人の足がかりを得ようと悩み苦しんでいる子どもにとって、時には一人の社会人、人生の先輩として聞いてくれる父親ほど力強い存在はありません。家庭における母親の支配力が強く、父親をも支配するし、子どもも支配する、といったタイプに登校拒否が多く出ているという事実にも目を向けてほしいものです。


[北陵だより第23号 4ページ]

スクールライフ
書道 文部大臣賞受賞、文芸 教育長賞受賞


道学生書道展に受賞して
3年生女子

 この度は、北海道学生書道展におきまして、文部大臣賞を受賞することになりまして、こんなうれしいことはありません。あまりに思いがけないことなので授賞式が終わった今でも、まだ信じられない気持です。考えてみると、この3年間、書道部部員として活動してきたことが、この賞を受賞する根底になったのではないかと思います。そして、この3年間を土台とし、また新たな目標を持って私の道を歩んで行きたいと思っています。最後に、熱心に指導して下さった加藤天童先生、そしていつも励まして下さった諸先生方、本当にありがとうございました。


2年生女子

「想い」
 突然 開かれる
 鮮やかな画面
 まぶしい白いカンバスに
 いたずらのように
 そめぬかれたブルー
 それは あの日の私の想い

 長く閉ざされたままのその頁は
 指に ひんやりと
 時の流れをつたえる

 ―自然はかわってはいない―
 雪原も木々も空も
 そして風さえが
 やっぱり あの日のまま

 ふいに私をゆり動かすものは
 あの日
 生まれることのできなかった
 たった一つの言葉

 忘れてしまうためにか
 捨てさるためなのか
 私は長くこの頁に
 それらの画面を閉ざしておいた

 けれども 成長することの
 なかったそれらの感情

 ―自然はあまりに正直だから
 ―長い時をこえて
 今なお 小さな画面の中に
 ぬりこめられてはいなかった

 もう一度
 私はもう一度
 あの日の想いを静かにたたみ
 同じ頁の 一コマの中に
 私の愛した自然と一緒に
 閉じこめてしまおう
 時が 白く
 そめぬいてしまう前に

テニス部
 去る1月9日に月寒共進会場で全道中学・高校選抜大会が行われた。実はこの日の前日にも大会があり、その大会で入賞することが目的で正月も返上して練習に励んでいた。北陵からも僕らと、岡村・高橋の2ペアが出場したが、ベスト8でストップされてしまった。それだけにこの日は、負けられない大会だった。2回戦で前日の優勝チームを破り調子づいたが、準決勝で3位にとまってしまった。今年の夏のインターハイでは、男女とも全国大会で活躍できるように、毎日休みなく練習を続けていきたいと思います。

バレー部
 去る1月20・21日の両日、中島スポーツセンターにおいて新人戦が行われました。部員全員がひとつになり、各人が持っている力を十分に発揮し、20日は丘珠高、21日には西高、道工高をすべてストレートで破り岩見沢市で行われる全道大会に駒を進めました。この大会で私達部員は努力すれば必ずむくわれるということを知りました(多少の運はありましたが)。これからも努力に努力を重ね、部員それぞれが目標を持ち、それを達成できるよう励み、今度は運ではなく実力で、全道大会への道を切り開きたいと思います。

PTA昭和53年度予算更正について
 昭和53年度における道の父母負担軽減対策としてPTA予算中の道費肩代り分(当然道費をもって負担しなければならない経費)として道費77万円が交付されました。これに伴い、予算の更正が必要となり、去る2月3日PTA、後援会合同運営委員会で概要が次のように決定されました。
1.既決予算のうち教材教具整備費77万円を減額し新たに図書館図書購入費を設け77万円全額を充当したこと。
2.12月末日現在の収支状況を見直し他の科目についても最小限度の増減更正を行ったこと。
3.予備費の執行計画に除雪対策費48万円余を加え市の補助を受け除雪機の導入をはかったこと。

編集後記
▼立春も過ぎ、暦の上では春ですが、相変わらずの寒さとドカ雪が続いております。通勤される先生方また生徒たちはもちろん、父兄の皆様も一日も早い春の訪れを待ちわびておられることでしょう。
▼春といえば3年生にとっては卒業のシーズン。先生のご苦労はいうまでもありませんが、卒業生をお持ちのお父さんお母さんの気持ちは言葉では言い表せないものがあることでしょう。
▼今回は注目も大学入試共通一次試験を取り上げてみました。今年から初めて実施されたものだけに、受験する生徒にとってはやはり不安な気持ちだったようです。すでに問題内容の良否や自己採点の結果などが新聞でも取り上げられていますが、このテストが今後制度の中でどのような役割を果たしていくか見守りたいものです。
▼今年度の「北陵だより」は今号が最終号になります。この1年「北陵だより」にたずさわった私達が、乏しい知識や経験にもかかわらず、なんとかやってこれたのは先生方や父兄の皆様の御支援のお陰です。この1年間、原稿をお寄せ下さった方、またご協力いただいた皆様にお礼申し上げます。