北陵だより第25号/昭和54年12月20日発行


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海外駈けあるき
校長

 欧州視察16日間の旅路は余りにも短く、それだけにきわめて印象深い旅だった。とは言っても皮相の見聞にすぎない。
 まず、視察の眼目は学校事情であったが、一行32名の団員のほとんどが小中学校関係であったため、スイスで1校(ローザンヌ)、スペインで1校(トレド)のいずれもが、義務教育の学校であったのはいささか残念の気味だった。国情の違いがあっても、見た範囲では日本の教室風景とさほど変わらず、教育という営みがそれぞれの悩みをかかえながらも生き生きと進められているのを肌身に感じてくることができたことは幸せだった。教室における、あの子たちの生き生きとした表情、そして真剣な眼差し、あの人なつっこさ、あれは俄仕込みの演技ではできないことである。子どもたちの生地そのものだった。今年は特に国際児童年だということだが、本当にいい目を、いい顔を見てきて良かったと思う。
 16日間に駈け歩いた国は、スイス(ジュネーブ、ローザンヌ)、スペイン(マドリード、トレド)、イタリア(ローマ、ナポリ)、フランス(パリ)の4か国であった。短い日程ながらも、国それぞれに表情といったものが感じられた。その国の都市なり、田園地帯をべっ見するだけでその表情がおぼろげながら読み取れるような気がした。おちついた知性的な表情、貧しさに耐える情熱的な表情、しわ多く深刻そのものの表情、微笑のかげにきびしさを包む表情といったものがほのかにうかがえる旅であった。
 16日間、日々是好日、目を見張る旅であった。それはヨーロッパ大陸を舞台に、紀元前からの民族や宗教の戦い、内乱と統一の繰り返しによる歴史の証明―巨大豪壮、豪華、絢爛、壮麗の形容を絶する―としての史蹟、遺産との出会いの旅であった。
 その容易にはとらえがたい、ヨーロッパの巨大文明に圧倒され、酔いしれながらも、なお私はコペンハーゲンからの帰路の飛行機の中で、世界一治安の行き届いた日本、世界一水のうまい(タダで飲める)日本を想起しながら、帰心矢のごときの思いに駆られたのであった。

ゆりの木
▼「お前、ゆうべのTV見た?」「バカ、あんなもの見れるかよ」ある日の地下鉄の車中、くったくなげにおしゃべりをしている女子高校生の会話を聞いて驚きました。“お前”などという呼びかけがオカッパに制服姿の女の子の口から出ようとは―。“言葉づかい”の乱れも、ついにここまで来たかと大げさに言えばショックだった。
▼なににつけても、最近いわゆる“らしさ”が失われていくような気がします。なにも歯が浮くような“ザマあす”調で話をしなさいなどという気はありません。若者らしい話し方があるのは当然でしょう。しかし、少なくとも「お前」呼ばわりはどう考えても女子高校生の使う言葉として適当だとは思えません。
▼“らしさ”で言えば、“高校生らしさ”とか“学生らしさ”等という言葉も最近はあまり聞かれなくなったような気がします。だからと言って高校生らしさというものがこと改めて触れる必要がない程高校生の周辺に溢れているとは思えません。TVで高校生ものが流行るのも現実にはなかなかぶつかれない高校生らしさに対する一種のあこがれとも言えるものではないでしょうか。
▼“高校生らしさ”等というとなにか決まった型に押し込めることの様に受け取られるかもしれませんが、勿論そんなつもりはありません。“らしさ”と言って悪ければ“けじめ”と言い換えてもいい。高校生として、社会の一員として、そして人間としての“けじめ”を持つ時、自然に“らしさ”が生まれてくるのではないでしょうか。


[北陵だより第25号 2ページ]

全国高P連大会に参加して
PTA会長

 曲がり角に来た高校教育をどうするか。特に昭和57年から実施される学習指導要領の改訂の主眼である、知育偏重の教育から知、徳、体の兼ね備わった豊かな人間性を育てる教育への転換を目指そうという大切な時にPTAは何をなすべきか。このような視点のもとに全国高校PTA大会は、8月21、2の2日間金沢市において全国から4,300人の参加者を集めて開催されました。
 受験戦争の弊害、学校と家庭との連係プレー、そして豊かな高校生活を子供達にと討議は白熱、率直な意見、提言が相次ぎました。私もこの大会に初めて参加致しまして全国からこんなにも多くの会員、特に大部分が父親の参加者が、実に情熱を持って発言、討議する姿に接して、本当に感激し、こうした人々にささえられて日本の教育の将来もそう暗いものではないとの感銘を受けて参りました。
 私は第1分科会に於いて学校図書館司書の法制化について―学校図書館法によれば、学校図書館は専門の司書教諭を置く事を義務付けておりながら附則では当分の間、司書教諭を置かない事が出来るとある為、司書を配置している所は極めて少ない。従って早急に法を改正して司書制度を明確にし専門職員として位置づける事を要望し、第2に図書館数量基準の改正―学校図書館法施行令による図書館の設備、図書の数量基準は、昭和33年に定められたものであり、全国図書館協議会で検討された基準や現況とは大いにかけ離れておりこれの改正を望む。
 第3に図書館経費について公費配分の増をと提言を致しました。
 豊かな人間性を育てる為に読書の重要性は今更申すまでもなく、大方の共感を呼んだようでありました。
 この提言について助言者の加納心治金沢大教授は「受験主義を脱し、教育正常化を促す画期的な発言」、七沢信夫富山県社教課長は「図書館協議会、校長会の運動と併せ、高P連がこの分野にも積極的に動き出したことは、誠に喜ばしい。」との評価を得ました。この提言の草案作成に当たり御配慮頂いた校長、教頭、先生方に心から感謝を申し上げ報告とさせていただきます。

高P連石狩支部研修会に出席して
PTA役員

 11月21日、教育文化会館で「豊かな人間を育てるために」のテーマで研修会が開かれました。
 はじめに、道女子短大教授古瀬卓男先生が「これからの家庭教育はどうあるべきか」について、現在高2のご子息をもつ先生の親としての悩みもまじえながら、文部省が次々と学習指導要領を改訂する学校教育の忙しさ、高度な知識を要求する授業時数の多さなど、人間性の乏しくなる学校教育の現状に、家庭が対処しなければならない点は、親子のふれあい、家庭内の責任・信頼など家庭における小さな出来事の積み重ね以外にないことを強調されました。
 講演のあと、助言者・前手稲高校長林信義氏、市教委社会教育主幹佐藤和良氏、提言者・手稲高PTA文化委員長、西陵高PTA会長、司会者・星園高PTA会長、月寒高校教頭氏家昭氏により研究協議に入りました。
 家庭教育と学校教育との連携についての提言と討論があり、最後に助言者より、PTAの活躍できる範囲は狭いが、親が行動することによって子供の実態を知る機会が得られ、正しい教育の世論はPTAより出さなければいけないなどの指摘があり、さらに豊かな人間性の育成を阻害するもの―それはランクによる方向決定、親の見栄・学校の見栄であることを反省し、子供本来の能力が十分に発揮できるような環境づくり、すなわち親が望む学校教育と学校が期待する家庭教育の一体化を目指し、家庭と学校が互いによく理解し合うことが大切であるとの貴重なご意見をいただきました。
 今年は北陵高が当番校でしたので、設営・運営に本校の先生・委員の方々のご努力により無事に終了いたしました。

話のひろば
森と湖の町マディソンと思い出深いオープンハウス

保護者

 もう一昨年のことになるのだが、家族ぐるみで1年間、アメリカ東北部で生活する機会を与えられた。
 そこは今、アメリカで一番住み良い町と言われている、ウィスコンシン州のマディソン市、人口30万、州立大学を中心にして、森と湖に囲まれた美しい町である。
 札幌とほぼ同緯度で、四季の区別もはっきりしており、春には街路樹のクラブアップルの花が、秋にはミシシッピー河岸の紅葉が、とくに印象深かった。
 ローラ・I・ワイルダーの著書「大きな森の小さな家」の舞台でもあるこの州では、北海道の約1倍半の広さに、大小9,000の氷河湖が点在し、大平原と数々の湖を渡って吹く風は、冬に極めてきつい。これに対して夏は蒸し暑く、猛烈な雷と滝のような大雨、そして有名な竜巻にもしばしば見舞われる。
 このような内陸性の厳しい気候にも拘わらず、酪農が盛んで食物は豊富、人情は温かである。
 春、町をとり囲む4つの大きな湖の氷がゆるみ、湖岸の柳が一斉に黄色く芽吹く頃、多くの野生の小動物が町のあちこちに可憐な姿を見せ始める。
 丁度そんなころにこの町で、生まれて初めての外国生活のスタートを切った私達は、それから1年の間に数え切れない程の新しい出来事と出会った。なかでも帰国直前に開いた最初で最後のオープンハウスは、私共のアメリカ生活1年の集約とも言うべく忘れ難い思い出である。
 帰国に際して滞在中お世話になった人々に、どのようにして感謝の気持ちを表し、お別れをしようかと考えあぐねていた折も折、主人の先生に、オープンハウスをしらたどうかと奨められた。
 その頃、私達はすでに家具を殆んど売り払い、食卓と椅子だけの侘しい状態だったが、先生方御夫妻が非常に手際良くパーティに必要な物一切を用意して下さった。
 そして当日、帰国直前の日曜の午後、近所の人達をはじめとして大学の先生方、教会の友人たち、英会話の先生と仲間、子供の友人や先生などが、国際色豊かにそれぞれお手製のお菓子などを携えて入れ替わり立ち替わりおよそ130人程、20畳の居間はもうはちきれんばかり。私達は汗だくで声は掠れ、手は痺れ、それでも精一杯のお持て成しをして別れを告げた。
 言葉の壁を破って短い間に、こんなに多くの人々と知り合いになれたのも、そこに住む人々の心の温かさと広さ、程良い世話好きのお蔭ではなかったかと、今しみじみ考えている。


[北陵だより第25号 3ページ]

ポートランド訪問記
―ある校長の声―
教職員

 もう10年前のこと。前任校で米国からのH君を担任した時のことである。最初の日の1時間目が終わり職員室に戻ったH君が目を丸くして言った。「どうしてみんな髪を黒くしているのか」と。一瞬、私は返答に窮したものです。H君には、黒の詰襟の学生服と同様に髪の色も黒と決められているのだと思ったらしい。多くの人種から成る米国の少年にとっては信じられないことだったにちがいない。
 ポートランド滞在中、高校5校、小学校1校と訪ねた。どの学校も進路や能力に応じ徹底した授業形態を採っているのには改めて感銘した。ところで、M校の数学の上級クラス(12名)を視た時、案内役の校長先生が、この中にはメキシコやベトナムなど6種類の国の者がいるのだと小声で説明してくれた。確かに同じ髪の色をした学生は見当たらなかった。彼らは何の翳りもなく陽気に語らい、学習しているが、一度トラブルが起こると大変だという。お互いの文化的・民族的背景の相違が感情のもつれに拍車をかけ、先生方の力では御し切れず警察に頼ることもあるという。後でこの校長先生が話されていたことだが、この学校だけでなく、多くの学校やアメリカの社会では大人も学生も他民族・他文化を理解することに我々が想像する以上の大変なエネルギーを消耗しているのだという。その結果、彼らはどの民族にも共通する最大公約数的文化を学び継いでいくしかないのだともいう。それに比べ、長い伝統をもつ日本の文化は、それだけがすばらしいのではなく、その文化をそのまま伝承できるところにその真のすばらしさがあり、この事実を日本人はもっともっと誇りにすべきだとこの校長先生が私に何度も力説していた。

―リンカーン高校を訪問して―
3年生男子

 北陵高校を代表してポートランドへ行って来る事ができたなんて今考えてみても信じられない感じです。でも、ポートランドで会った人々との楽しい生活は、今でも忘れられません。始めは、いろいろな不安がありましたが実際に彼等に会ってみると、たとえ姿、形や言葉が違っても同じ国に一緒に住んでいる人の様な気がしました。
 ポートランド滞在の3日間は、姉妹校であるリンカーン高校に行ったのですが、その廊下ときたら我校の広さの2倍以上はあるでしょう。又、生徒全員が個人のロッカーを持っていて、それが廊下にずっと並んでいるのです。授業は日本とは全く違います。特に先生が授業をするのではなく、生徒が自分達でそれを進めていくという感じです。だから、特別な場合以外絶えず生徒達の中、又先生と生徒間で会話が行われます。でもその内容は把握できませんでした。その時もっと英語力がなくてはいけないと思いました。
 わずか1週間という短い期間ではあったけれども本当に有意義な経験が出来て、それを人に伝えようと思いますが言葉では表せない人々の親切や思いやりがあるのもまた事実です。これからもこの経験を大事にしようと思います。

「うちの子に限って」(2)―家庭がつまらない…―
生徒指導部長

 前回は、非行少年(札幌市内)の意識の実態からその特徴のいくつかを挙げてみましたが、もう少し続けてみたいと思います。
 一般の調査で、家庭が楽しいと答えた子どもと楽しくないと答えた子どもを比較してみますと、前者は友達のことを家に帰ってから親にも話しますが、後者はほとんど話していません。特に非行少年の調査結果では自分の友達のことを親に話さない傾向が強く出ています。そして、つきあう友達は少数の限られたものであり、しかもその特定の友達とよく出歩いたり、親の知らないところで過ごしたりしています。
 自分の友達のことを話さないのは、親から友達のことを否定されるからではないでしょうか。そんなことが案外家庭を楽しくなくする原因になっているのかも知れません。たとえどんな友達でも、自分の友達を頭から否定されれば、たいていの子どもは親に対して不満や不信感を持つものです。非行少年に家庭が楽しくないと答えたものが多いという原因の一つに、友達に対する親の対応のまずさが指摘できるようです。
 文句ばかり言われ、ぐちばかり聞かされていては、子どもでなくとも嫌になるでしょう。時には親も一緒になって自分の若い頃の話しをゆっくりと、間をとりながら聞かせてみるのもどうでしょう。友達の中にも、良いと思った友、悪いと思いながらつきあい、行動を共にした共など、色々あったはずです。親は大人なのです。ゆとりをもって話せるはずです。血の通った人間同士の集まりである家庭の中でも、工夫してみる心を失ってはならないと思います。
 子どもに対して愛のない親はいないはずです。愛情は与える親にとって愛情であっても、それを受ける子どもにとって愛情と感じられなければなんにもなりません。子どもに心の助けを与えることのできる親、そんな親の存在こそが子どもにとって安心して生活していく場となるのだと思います。
 “立派な人間になり、成功したら帰ってきます”といって家を出る息子に対して、「立派になり、成功したら帰って来なくてもいいよ、もし失敗して誰にも相手にされなくなり、路頭に迷い、死ぬよりほかないと思ったときは必ず帰っておいで、ここはお前の家だからね……」と言ったお母さんの話を聞かされたことがあります。

文芸(俳句)
多摩
ゆったりと秋の雲おく梢かな
子の憂い夫には告げず柿をむく

フキ
秋ばらの末の一輪切り惜しむ
鈴虫の音ほそりゆく霜月夜

永子
露に濡れ犬のかたまり街眠る
空高しピクニックめく墓参り

満彩
芋掘りて畑広々と今年果て
海揺らぐ鮭は躍りて河へ入る

爽秋
花知らず葉知らず添えて風炉名残り
親となる難しさ知る秋時雨

延齢草
もみぢかげトラックまがりて風ゆらぐ
背をまげて生きざま問いつ秋惜しむ

葉子
水澄みて鮭はロマンの旅を行く
絢爛の秋地に眠り落ち葉たく

美智子
晩秋の野に埋れ火の塔燃ゆる
冷気噛み星をもらひて励む娘よ

莞二
涸れつきし坑口とざしメロン売る
航跡に尾灯きらめき星祭り

秋の昼一村墓域を抱へをり
燭ともせば百基の墓が揺れ動く
(公開講座より)


[北陵だより第25号 4ページ]

スクールライフ

全道読書感想文 優秀賞受賞
3年生女子

 『雁』は実ることなく終った哀しい恋物語です。もどかしく思っていたお玉という女性に私は次第に惹かれていきました。そして文明開化の明治が実は束縛された時代だったことを知りました。
 鴎外の本格的な小説を読んだのは初めてだったので、テーマがうまく捉えられず、まさかこんなに素敵な賞をいただけるとは思っていませんでした。日頃から指導して下さっている先生方のおかげです。今回の受賞は私にとって、非常に大きな励みになりました。わずか一冊の本から随分多くのことを学んだような気がします。

高文連、高体連全道大会入賞
演劇部
2年生女子

 私達演劇部は、10月15日〜19日に教育文化会館で開かれた石狩地区高校演劇発表大会で初の優良賞を頂きました。練習の途中で配役の変更など色々なアクシデントが起こったりしましたが、夏休みも返上して毎日やった甲斐があったと、部員一同とても喜んでいます。
 開校当初より正式な部として存在しているにもかかわらず、いつも地味な活動で、その存在をあまり知られていない私達演劇部ですが、今回のこの受賞を大切にし、ステップとして、来年も更に努力してゆきたいと思っています。

美術部
2年生女子

 今年度の高文連美術展では北陵が当番校に当たっていました。受付、会計等での展示期間中の忙しさもさることながら、それまでの準備にはかなり手間がかかったようでした。その為自分の作品に取り組む暇もないまま締切りと不本意な状態で出品した人が多かったのが残念でした。結果は入賞が2年の2名です。尚、来年度のシーズンに向けて早くも美術部では各個人の大作の検討が始められています。時間をかけて満足のいく作品を今度こそ仕上げてみたいと思いつつ部員一同精出しています。

書道部
2年生女子

 私達書道部は部員も少なく、存在さえ忘れられがちですが地道な活動を続けています。去る9月に行われた全道学校朝日書道展においても、喜ばしい成績をおさめることができました。その後行われた高文連では賞を取ることはできませんでしたが、出品した作品全部が全道大会へ行くことができました。
 この力を源に、今、12月にある学生書道展に向けて、全部員熱のこもった練習をしています。

生物部
2年生男子

 去る10月26・27日に登別で開かれた高文連理科研究発表大会に参加し、今年は「三角山における細胞性粘菌の分布調査」という研究で、生物部門におき奨励賞(4年連続)を受賞しました。
 細胞性粘菌とは、土壌中に一般に見られる生物で動物にも植物にも属するのが興味深いところです。生物部では6年前から道内唯一の粘菌の研究校として成果をあげてきましたが、これからも高校レベルで分布調査や生息条件の生化学的な研究を根気よく継続し、その成果の発表の場として高文連に参加していきたいと思います。

柔道部
2年生男子

 去る10月10日体育の日、札幌南高で新人戦が行われた。「最低でもベスト4に入る」を合言葉に2年生は怒った先輩達の顔を想像しながら、又1年生は2年生にどやされたり叩かれたりしながら厳しい練習を積んできた。結果は清田、浜益、藻岩各校を破り準決勝で東海四高と対戦。惜しくも敗退で第3位、これで満足している訳ではありません。これからも練習に練習を重ねていき来年2月に行われる全国高校選手権北海道大会でベスト4を目標に、部員全員でがんばっていきたいと思います。

ハンドボール部
2年生男子

 我々ハンドボール部は11月10日・11日に西高で行われた新人戦に出場し、準決勝で高体連優勝校の恵庭南と当たり7対4で勝ちました。決勝では11月2日の日曜日に練習試合をして、惜しくも負けた西高とやり雪辱をと挑みましたが、残念ながら負けてしまいました。その結果准揚州にとどまってしまいましたが、来年1月の全道大会へ出場することになったので、総勢14名の我ハンドボール部はそれに向けて好成績を得るよう、いや優勝めざしてがんばっていきたいと思っています。

弓道部
2年生女子

 昨年より一層部員が増えた弓道部は年内の試合をすべて終えて、来春の試合へとファイトを燃やして2年生をはじめ1年生も頑張っています。
 しかし冬期間の練習にはまだ設備が不十分なため、琴似武道館や中央体育館等を借りてやっています。今年の成績は、全道で女子団体で2位等、昨年にくらべるとまずまずだったとは思いますが、男子部員の方が今一つというところで、来春に期待がかけられています。1年生の部員の上達も著しく、2年生である私も負けないように頑張らなければと思っています。

編集後記
▼今回、校長先生始めヨーロッパやアメリカに行かれた方々に御寄稿いただきましたが、なかなか興味深いお話でした。
▼北陵祭の行灯行列及び数々の催し物は地域住民にも大変好評でした。来年も期待しています。
▼お忙しい中、原稿をお寄せ頂きまして有難うございました。