北陵だより第32号/昭和57年3月10日発行


[北陵だより第32号 1ページ]

第8期生に贈る
後援会会長

 風雪にめげず3年、晴れて卒業式を迎えた生徒の皆さんに、心からお祝いを申し上げます。又先生、職員の方々のたゆまぬご指導とご労苦に深く感謝申し上げます。
 開校10周年を契機として、記念事業の一環でありました校舎中庭の緑化による憩いの場所、南・東側のフェンス設置によって、校舎全体の設備はほぼ完成したように思われます。
 昨年は7、8月に台風・豪雨等により大きな被害を与えられましたが、茨戸川と石狩湾新港内を結ぶ、石狩放水路が今年完成することにより、伏篭川、発寒川、創成川の河川改修と相まって、洪水の心配から解放されることになりましょう。そしてその石狩湾新港にも待望の第1船が今年中に入港することになると思います。
 北陵高校近くの北区篠路町拓北に愛称「藍の里」というニュータウンができます。面積378ヘクタール、人口3万2千人の予定で日本住宅公団の委託を受けて、北海道住宅供給公社が造成に入り、来年58年には入居開始になる予定になっております。
 苫小牧東部工業基地には初めていすゞ自動車工業が進出し、完成車に換算して年産50万台規模のもので、昭和58年から操業予定となっているようです。現在の自動車製造工場の深夜作業は、ほとんどロボットによる作業工程となっています(テレビ特集編)。当然新設いすゞ工場は現在以上のロボットを含め作業工程は無人化に近いものになるに違いありません。今後の雇用問題に色々な波紋を投げかけ、大きな問題になっていくのではないかと思います。
 第8回卒業生である皆さんが今後18年間を過ぎた40歳頃は21世紀という時代に入っています。スペースシャトルが再び地球に帰って来る現代から、どんな時代になっているかは、到底想像もつきません。しかしはっきりわかっていることは、みなさんが日本で、世界の何処かで、その時代に確実に生きていかなければならないということです。
 今年の6月には、国連の第2回軍縮特別総会が開かれます。世界各国がまず軍縮の方向に向かうことによって、戦争を無くし核兵器の禁止につなげていかなくてはなりません。今の日本の情勢は太平洋戦争に突入した直前の昭和12年頃にあまりにもよく似ております。私はその年に旧制札幌師範(現教育大札幌分校)を卒業しました。どうか皆さん北陵高校卒業を誇りとして進んでください。

ゆりの木
 2月8日未明、ホテル・ニュージャパンの火災で32名が死亡し、翌9日午前、日本航空DC8型機が羽田沖に墜落し、死者24名を出した。恐怖の大惨事が連続して起こった。炎と煙につつまれた高層ホテルの9階の窓の張り出しにすがりつく、下着にワイシャツ姿の男性、必死に救助を求め、消防隊に救出される宿泊客。テレビが映し出す光景を息をのんでみつめた。大破した機首が浅瀬のヘドロにのめり込み、その上に後部胴体がのりあげ、無残な姿をさらした日航機は衝撃の激しさを物語り、九死に一生を得、救出された乗客の顔はドロで真っ黒、異様な光景を呈していた。遺体を確認し、肉親の棺に泣きくずれる遺族の姿は、涙せずにはみられぬ光景だった。なぜこんなむごいことが起こったのだろう。ホテル火災の場合は事故発生直後からホテル側の防火態勢の不備・欠陥が報道されていたが、日航機墜落の場合、当初は事故原因に不明の点が多いようだった。その後当局の捜査により少しずつ原因がわかり、どうやら機長の異常ともいえる操縦ミスが原因らしい。人力ではどうすることもできない天災ならいざ知らず、人為的な原因による事故に関して、多数の人命をあずかるホテルなり航空会社が万が一の場合、大惨事をひき起こすことを考えるなら、なぜ万全の注意と点検をしなかったのか、言いようのない憤りを感じた。肉親の命をかえして欲しいと切実に叫ぶ遺族の声を決して忘れないでほしい。平和な日本で、万人が安心して旅のできる毎日であって欲しいものである。


[北陵だより第32号 2ページ]

卒業に寄せて
3学年委員長
 ご卒業おめでとうございます。3年前、子ども子どもした印象の強かった皆さんが、今はたくましく成長し、めでたく卒業を迎えることは、諸先生や父母にとって、感激ひとしおで、心からお喜び申し上げます。
 昭和47年に新設校として産声をあげた本校も、はや10周年の運びとなりましたが、生徒を大事にし、一人一人の個性を伸ばすことを目標として努力して来られた諸先生、PTA、後援会、陵友会、同窓会のかたがたの筆舌尽し難いご労苦によって、皆さんも学業と並行して、生徒会や部活動、学校祭等の学校行事に、北陵健児として精いっぱいの情熱をかけてくれましたことに敬意を表します。日夜、皆さんの訓育のために精根を傾けて下さった諸先生のご恩、社会の恩、親の恩をこの機会に今一度かみしめて下さい。
 これから、皆さんは進学・社会へとそれぞれ旅立たれるわけですが、最近、大学生の留年が増え、約3分の1近くもあって、卒業せずに終わる人も多く、また社会に出ても、いとも簡単に勤めをやめて、自分の趣味で暮らしたいと考える青年が多くなっているといわれ、若者の退行現象が目についています。世の中全体が「金」と「物」の世界になり、健全な精神と健全な肉体で果実を得ようとする努力が薄れて来ているようです。生活と欲望だけがブクブク肥りとなって、精神に締まりがなくなり人間的な向上心が失われています。かつて東大の大河内総長が卒業生へのはなむけとして「肥えたる豚となるよりは痩せたるソクラテスになれ」という名言を贈られましたが、今日ほど味わい深いものはないと思うのです。つまり自分自身のバックボーンを持つことが大切なのであって、背骨がなければ波のままに漂うクラゲと同じです。
 幸い、本校は昨年創立10周年を節目として「自立」「敬愛」「進取」という校訓を制定し学校の発展に前進されたことは、極めて意義深いものがあります。皆さん、本校の良き伝統と素晴らしい校訓を胸にいだき、自信とプライドを持って精進して下さい。
 最後に、学年の世話役として名前のみに終わり、諸先生、父母各位の力に預かるところが大きく、衷心よりお礼申し上げます。
 皆さんの前途の健康と幸福をお祈りしてお祝いの言葉とします。

3学年主任
 第8回生の巣立ちに当たり、感無量のものを禁じ得ません。幼さの残る顔に一寸緊張し並んでいた入学式、爾来宿泊研修の厳しさ、肝だめしに奇声を上げた臨海学校、屯田の地に若さをぶつけた北陵祭、球技大会、そして山の辺の道で人の親切を味わった見学旅行、一つ乗り越えるたびに大きく成長していく君達といつも一緒にいることの幸せを味わいました。折りにふれ皆に語りかけた言葉のいくつかを引用し巣立ちの餞けとしよう。
 計算しつくされて打ち上げられるロケットも月へ行く目的があるから軌道の修正ができるのです―入学式―。
 いまは450人の人と出会った。別れは簡単だが出会いは難しい。この出会いを大切にしここで一生の友を作ろう―1年集会―。
 地球は自分のためにあると同時に皆のためにあるのだ、人に迷惑をかけるな、それが生きて行く最低の条件なのだ―バストラブルの日―。
 やるだけやった、結果は後からついてくる―3年集会―。
 責任を他に転嫁するな、何故予測した行動がとれなかったか、実社会とはそんなところです―予餞会の日、就職者に―。
 やり残したこと、言い残したこと多々あります。いま父母、教師の過保護的な中にとっぷりと浸っていた君達が一つの節を作り、まさに巣立ちゆく日、大学にて専門的学研に志す者、実社会で実務につくもの、道は異なれど、誠実さを忘れず自分に忠実であって欲しいものです。これからの人生は自分で拓くもの、若さでぶつかってください。諸君達の洋々たる前途と健康をいのります。

話のひろば
雪道での車の運転

保護者

 北海道に住み、北海道の冬の交通にたずさわっていてバスを始め多くの種類を運転している経験上から、雪道での車の運転について2、3記してみたいと思います。
 第一に冬道の運転で一番気を付けなければならないのは、“タイヤ”です。ほとんどの人が利用しているスパイクタイヤは万能ではありません。一般にスパイクタイヤが過信されていることが気がかりです。例えば、スパイクタイヤは、やわらかい雪の上ではほとんど効果がありません。また舗装路面が顔を出し、その上に水があるときは、スパイクのないタイヤよりもスリップし易くなります。ですからスパイクタイヤは、スノータイヤのつもりで雪道を運転することが大事かと思います。また気温が0度からマイナス5、6度までは、どのタイヤも非常にすべりやすくなります。臆病なほど速度をおとす以外に対策はないと思います。このタイヤのすべりやすさを見るのには、Gメーターという計器を車に取り付けると便利です。取り付けも車に載せるだけでごく簡単です。また事故を起こした車のタイヤを見ますと、全部の車と言って差し支えないほどタイヤ空気圧が揃っていません。空気の不揃いは、ブレーキの片利きよりも危険です。
 第二には、よく雪道にはFF車、あるいは四輪駆動が絶対に有利であると言われていますが、たしかにこれらの車は、スタートは有利です。しかし、FF車はブレーキをかけた時はその逆になり、かえって危険な場合が生じます。また四輪駆動車は、容易にスピンを起し易く、いずれもこれらの車のプラス、マイナス両面の特性を良く知って運転することが大事と思います。
 第三は、ポンピングブレーキがあります。この最大の効果は、ブレーキを踏むことを少しでも早く後続車に伝えることです。これにより追突の予防になります。
 次に左右の車輪の路面が違う場合、例えば、左車輪が氷で右の車輪が雪や、左車輪が氷や雪、右車輪がぬれた舗装路面であるような場合、ブレーキをかけるとスピンすることは良く知られていますが、この様な時に急加速でなく、普通の加速をした場合でも車はスピンすることがあります。これは、最近とみに話題になっています。ジャンプ事故の原因にもなっているもので十分な注意が必要です。
 “事故は、見込み違いより起きる”と言われます。
 車の運転が、運を天にまかせる等と言うような、物騒なことにならないように、車の特性を十分理解し、車社会に対応されますよう、この小文が何らかの御役に立てば幸です。


[北陵だより第32号 3ページ]

保健室あれこれ
養護教諭

・真青な顔で胃部をおさえながら保健室に来た生徒。『数日前からおかしいので病院で検査してもらっている。バリウム検査後胃カメラを飲むかもわからない。潰瘍の疑いがあるらしい』とのこと。
 何と!バリウム、胃カメラ、潰瘍のことばが16歳の子から出てくるとは……。この様な成人病疾患の低年齢化している背景を考えると、生活環境の著しい変化、生活様式の都市化、過密化、運動不足、ストレスがあるとされている。

・放課後、雑談している女子生徒の話に途中から仕事をしながら、それとなく聞き耳をたてると『○○ちゃん、知っているの?本に書いてあったの?私は奥手だから……』たぶん彼女らの話題は、妊娠、出産、避妊の様である。ふとその時地方の助産婦の話を思い出した。『今日15歳の分娩に立ち会った。ここ数年低年齢の分娩が目立っている。その度に思うのは家庭、学校で正しい避妊教育をしてもらいたい』。性のモラルはともかく、低年齢の異常出産率や保育能力のない者の出産という現象が、彼女にしてみると何としても腹立たしいみたいであった。
 ある中学校の先生が卒業生に贈ることばに『良いうんこのできる人になって欲しい』と書くと聞いている。ちょっと臭いことばであるが、身も心も充実した生活をしている時は満足のゆく排便が出来るのは体験上わかる。これからの長い人生、『良いうんこ』ばかりではないだろう。
・いつもつっばっている生徒。かぜをひくと、とても神経質になる。毎日のように来ては『ねえ、どんな物食べると治るの?早く治すにはどうしたらいいの?いつまで続くのだろうか』と、15歳の顔がチラリとのぞく。
・『学校に行こうと思ってバスに乗るけど途中で気分が悪くなり、ついどこかへプラリと寄って遅刻してしまう。何か来るのがけだるいんだなあ。高校生にもなって登校拒否症っておかしいよね』とボソボソ話するのを、何の何の社会人にだって出勤拒否はあるもの。その原因を取り除く気持ちを持たなくては。お互いにがんばろうということばに一瞬力が入った。

学力向上のために(2)
効果の上がる家庭学習の仕方

学習指導部

 前回にも述べたが、現在の高校の教科内容の程度や分量からいって、家庭学習で補わなければならないことも多い。だから、学力が伸びるかどうかは、教室の学習とともに家庭における学習のあり方が大きく関係するのである。
 学力が思うように伸びない場合、ただ「勉強せよ」と親が尻をたたいても効果は上がらない。まず、どこに問題があるのか、考えてみることである。一般的には下表のような問題点が考えられると思う。ぜひ、ひとりひとりにあてはめて検討していただきたい。
 さて、問題点が明らかになったとして、その対策であるが、紙数の関係で下表の3の場合について述べてみたい。
 学習が行きづまってくると、何をどうしたらよいか、わからなくなるものである。宿題をするのが精一杯で、親のほうもどうすればよいのかわからず、途方に暮れるということになる。こんな場合は次のように考えることである。
(1)復習第一に
 いまのことが、はっきりわからないのだから、予習などもってのほかである。それも、ただ復習というだけでは、わからないことを確認するだけで、ますますいやになる。十分に復習できるというのは、相当な学力がある証拠なのである。まず、次のような機械的なことからはじめてみよう。
(ア)教科書を単純に小声を出して読むこと。できれば、今回習ったところを2回くらい……。
(イ)参考書の「まとめ」や「要点」のところを、ノートに写すこと。
(ウ)だれかに読んでもらって、その要点をノートしてみること。
 このようなことでも毎日30〜60分くらい続けると、自分はどこがいけないのか、といったことが少しずつわかってくると思う。
(2)からだ全体で学ぶこと
 このようなことで、少しでも勉強がわかりかけたら、次はからだ全体で学ぶようにする。からだ全体で学ぶというのは「直ちにわかる」ということを期待しないで、あらゆる方法をやってみるということである。
(ア)見ること―絵・図解を見る、黙読など。
(イ)聞くこと―説明を聞く、音読など。
(ウ)言うこと―説明してみる、答えを口で言うなど。
(エ)書くこと―答えを書く、説明を書くなど。
 ここで大事なことは、完全にわかるためにではなくて、できるだけ多くの刺激を与え、頭の中に入りやすくするためだということを御理解の上、試みていただければ幸いである。

問題点 具体的にはどんなことか
1  学力はあると思うのにテストのときには悪い  ( )テストにあがり気味
 ( )勘違い、度忘れがよくある
 ( )つまらない間違いが多い
 ( )その他
2  生活リズムの乱れがある  ( )睡眠・食事習慣の乱れ
 ( )運動不足ぎみ
 ( )勉強時間の不十分さ
 ( )行動上のいろいろな乱れ
 ( )その他
3  勉強法が間違っている  ( )よくやっているのに、そのわりに悪い
 ( )どう勉強してよいかわからない
 ( )その他
4  学習意欲がない  ( )やればできると思うのに、しない
 ( )勉強不足がはっきりしている
 ( )お義理のようにしている
 ( )ムラがある
 ( )その他
5  基礎学力が不足している  ( )いま習っているところがわからない

文芸
天道虫指に這はせて子のしづか/多摩

千代紙を伏せて折りたる雪もよい/睦月

看護婦が音立てて去る師走かな/つるの

大銀杏空まっすぐに実を降らす/莞二

みかん風呂つかりて温し里の家/信子

鰯雲土工夫空かん放りたり/爽秋

夕立に濡れ花時計正午指す/冬果

病みあがり師走の人となりあるく/翠春

初孫の手に紫木蓮重きかな/美喜

銀輪に蝉百のこえ千のこえ/嬉美

頬杖をつきて幼女のちゃんちゃんこ/則子

藻刈舟ゆれて水蓮ひらきおり/きよ

歌留多読む人それぞれにふしありて/八千代

青立ちを残す村あり虹低く/延齢草

下駄箱のからりと空きし喪の師走/秋城

朴落葉老いし母みる目の奥に/きく

スズランを手折りて戻る靄の朝/満彩


[北陵だより第32号 4ページ]


高体連・高文連 全国・全道大会で活躍
放送局
2年生男子

 56年12月、札幌清田高校での高文連放送コンテストで、激戦の中、朗読部門で2位、アナウンス部門で5位という成績を収めることができました。その他、5月〜7月にかけて行われたNHK杯でも、番組部門で全道大会へ、アナウンス部門では3年生の徳佐さんが全道・全国大会へと進むことができました。今後は、番組部門での全国大会進出を目標に局活動を行っていきたいと思います。そして、大会だけではなく、生徒会会員のための放送局になるように努力して行きたいと思います。

生物部
2年生男子

 結果が発表された時、思わず耳を疑った。わが生物部が高文連理科研究発表大会で最高賞である総合賞を得たのである。細胞性粘菌に関する研究をして以来7年目の快挙であり、理部員、OBの悲願の達成であった。
 我々は今回の受賞に満足せず、今後の新しい発展への一つのステップとして受けとめて、良き伝統を後輩へ引き継ぎたいと思う。

書道部
2年生女子

 12月の初めに北海道学生書道展が行われ、それにおける我々書道部の成績は、全員入賞というとてもよい結果でした。ただ、練習不足が目立ち、満足いく作品でないのが残念でした。現在の部員は十数名で、ただ今、部員募集中です。これからも少しでも技術が向上するよう、がんばろうと思います。書道に興味のある人はぜひ、書道部へどうぞ。

美術部
2年生女子

 7月になると間近に迫った大会へ向けて木枠を組み立て、キャンパスを張るなどすべて自分達の手で準備を整え、夏休みを迎える。―下手に筆を入れるより真白いままの方がずっときれいかもしれない―そんな迷いを残しながらも描きだす。昨年の成績は高文連石狩地区代表に佐藤・西・本宮、学生美術全道展に大沼・本宮が入選した。

バレーボール部
2年生男子

 1月13、14日の両日、道工にて全道出場をかけての試合が行われました。13日、対平岸ストレート、14日第1試合、対西高ストレートと無難に破り、全道出場を決定。その後準決勝で新川に敗れたものの、3位4位戦では丘珠から勝利をもぎ取り全道での組合せを優位に置きました。全国の厚い壁を打ち破るべく、果敢に挑みたいと思います。

陸上部
2年生男子

 今年度の陸上部の活動、成績をふりかえってみると、まず松田先輩の棒高跳での全国大会出場があげられる。その他佐藤先輩の女子800m、400m、2年男子の永井の5種競技、110mハードル、河野の砲丸投、斎藤の棒高跳での全道大会出場である。我々後輩は、諸先輩方に続き全国、全道大会目ざして、今後の練習に励んでいきたいと思います。

バドミントン部
2年生男子

 1月22〜23日苫小牧市で開かれた全道選手権大会に札幌地区代表として僕と佐々木はダブルスに出場した。我々ペアーは、1回戦順当に勝ち、2回戦目は旭実高ペアーと対戦した。大接戦の末、今一歩及ばず負けてしまった。この1本という時の集中力が足りなかったので、これからの課題として集中力をつけ悔いの残らない練習を積み試合に臨みたい。

柔道部
2年生男子

 11月15日に行われた新人戦と12月13日に行われた松前旗争奪戦、そして先日行われた全道大会の結果について報告します。
 新人戦は5位入賞し全道進出、松前旗戦は3回戦進出しました。
 全道大会は惜しくも1回戦で敗退しましたが、これ以後の春季・高体連の上位進出を確実にするために、日夜練習に励んでいます。

弓道部
2年生男子

 56年度の弓道部は、輝かしい実績を残しました。6月の高体連で男子個人優勝、女子個人2位を出し男女共、団体個人で常に優勝をねらえる様になり、10月の新人戦ではついに男子団体優勝、女子団体準優勝をとり個人男子でも優勝を獲得、2月の春季大会で道場のないハンディを乗り越え団体で男子準優勝、男子個人優勝者を出し、年度を通じ個人優勝者を3名出したのである。

第8回卒業記念品 紹介
 過日の3学年委員会で、生徒達が何を必要としているかを中心に話し合った結果、記念品が次の通り決まりました。
  行事用三方天幕、3張
  中庭整備用樹木
  図書の充実
 以上ですが、寄付金額に応じて寄贈することになりました。

編集後記
▼日毎に陽射しが暖かくなり春のぬくもりが感じられる此の頃です。会員の皆様にはいかがお過ごしでしょうか。
▼例年のことながら真冬に、上だけ着込んで下は夏と同じスタイルの高校生。モモヒキ、ハラマキなどとは言わないけれど、せめてタイツくらいズボンの下にはいて欲しいと毎朝親子でケンカしたのも嘘のように暖かくなりましたね。
▼卒業生の皆様、御父母の皆様、3年間は長い人生の一節に過ぎないかも知れませんが、これからも一節一節を大切に生きていって欲しいと思います。
▼32号編集始まって間もなく、担当の先生が病気で入院されました。一日も早い全快をお祈り申し上げます。
▼編集に当たり御指導御協力頂きました諸先生、皆様お忙しいところ有難うございました。