北陵だより第67号/平成5年12月22日発行


[北陵だより第67号 1ページ]

感動を残した北陵祭
3年生女子

 第2体育館の素晴らしい装飾を見て頂けましたか?あれが私達3年10組の制作した「アザラシ」なのです。
 準備は、夏休み中から、本格的には2学期から始めました。お金をなるべくかけないようにと、新聞紙でつくりました。はじめは私達自身も本当に出来るのか分からず心配していたけれど、チームワークが良く、時間が経つにつれて段々と形になっていきました。北陵祭が近づくと、朝早く学校へ来たり、食事をする間も惜しんで作業に没頭しました。
 経費は予算を超えたけれど、出来ただけで満足でした。完成した時には、喜びと作品の素晴らしさに感動し、思わず涙が出そうになりました。
 結果発表で、優秀賞をもらえました。このことによって、クラスのまとまりがさらに強くなったような気がします。私たちにとっては後味の良い、印象に残る最後の北陵祭となりました。

憧れの救世観音拝観
2年生女子

 2年生で最も大きな行事である見学旅行。天候にも恵まれ、素晴らしい旅になりました。中でも私が一番見たいと思っていた法隆寺の夢殿救世観音は、年に2度ほどしか公開帳されていないため絶対に見ることができないとあきらめていましたが、運のいいことにちょうど開帳日で見ることができました。日本史の授業で先生がおっしゃっていたように夢殿の中は暗く、像がかすかにあるという感じでしたが、見ることができて本当にうれしかったです。
 薬師寺ではうわさに聞いていたお坊さんの話を拝聴しました。お坊さんの話というと堅苦しいお説教という感じを受けますが、そんなことはなく、とにかく明るく、おもしろく、しかもためになるというような話で、とてもたのしかったです。
 お寺見学がほとんどでしたが、日本の歴史を実際に自分の目で見ることができ、とても勉強になる旅行でした。

富良野岳を登る
1年生男子

 ついに不安な日がやってきた。以前に手稲山を登った経験から多少落ち着いていたが、今回は富良野岳の高さを聞いただけでゾッとした。
 初めは比較的楽に行くことができた。だんだん登って行くと地面がぐちゃぐちゃしたところや、でっかい岩があって大変だった。疲れで足を踏みはずし、落ちそうになったりもしたが、そんな時、みんなが助けてくれた。何度か転んだりしたが、無事に登山をすることができた。
 やっと登りきった時、安心感や充実感、そしてうれしさもあった。しかし、それよりも、みんなにたくさん迷惑をかけたにもかかわわず、みんなに助けてもらったことがなによりうれしかった。
 今になってみると、団体行動の大変さや共同生活の楽しさなどが色々わかって、勉強になった思い出に残る行事であった。


[北陵だより第67号 2ページ]

Flight to Australiaに参加して
1年生女子

 今回のオーストラリアフライトは、私自身にとって一生忘れることのできない素晴らしい研修となりました。
 4泊5日のホームステイが一番の思い出です。私がお世話になったホストファミリーはみんな優しく、心が広い人ばかりでした。カタコトの英語しか話すことのできない私を家族の一員として迎えてくれました。
 ファミリーに自分の学校や友達のこと、北海道のことなどを話すのにとても時間がかかり、話の途中、単語がわからなくなると辞書をひき、時には筆談もし、そのたびに申し訳ない気持ちになりました。
 ホームステイ2日目の夕食は日本食を食べてもらおうと思い、お好み焼きと冷麦を作りました。お好み焼きは人気がありましたが、冷麦の方はイマイチでした。冷麦は箸を使って食べてもらったのですが、思っていたより使い方が上手だったのでビックリしました。
 週末はファミリーとドライブに行ったりして、言葉で言い表すことのできないくらいの楽しい週末を過ごしました。
 最後の夜はたくさんのホストファミリーが集まり、『Thank you party』をし、パーティーでは日本文化を紹介したり、研修者全員でオーストラリアの有名な歌をみんな涙を流しながら一生懸命に歌っていました。ホストファミリーへの感謝の気持ちをこの涙で表したのだと思います。パーティーは2時間と短い時間でしたけど、忘れることのできない思い出となりました。
 ファミリーとお別れ日。私は様々な思い出と感謝の気持ちで胸がいっぱいになり、悲しさに耐えながら、「Thank you very much. I'll never forget your kindness.」と言うだけで精一杯でした。
 この研修でとても貴重な体験をすることができました。私にこのような体験をさせてくださった方々にとても感謝しています。そして、この研修の担当をしてくださった先生方、お友達、その他たくさんの方々、色々とありがとうございました。

話のひろば
自立を育てる校風と魅力あるPTAの交わり

3年P

 娘が北陵高校に入学してから、早いもので、もう3年目を迎えています。全く右も左もわからない環境の中で、入学した当座はこの学校でよかったのだろうかと、不安を覚えたこともありました。でも今では、本当にここに入学できてよかったと、しみじみ思っております。
 のびやかな校風の中で生徒一人ひとりの個性を尊重して下さり、親でもあきらめがちなことでも常に前向きな御指導をして下さった先生方には、私自身、教えられることの多い日々でした。そして中学校の時とはまた違った角度から娘を見て下さり、本音で話し合うことができたと思います。
 また、この2年間、学級委員を引き受けることになり、学校祭のバザーのお手伝いを通じ、さらに北陵高校の校風を目の当たりにでき、ますます本校のすばらしさを実感することができました。
 いろいろな方と知り合うことができ、その方たちと話していく中で考えさせられることも多くあり、様々な考え方を受け入れることで、子育ての大切なポイントや核心となるものをより深く知ることができました。しかも、それが自然体で、初めての参加にもかかわらず、以前から一緒にお仕事をしているかのような親しさで交わってくださる心遣いが嬉しうございました。このように自然に周囲の人を惹きつけ、包み込んでくれる交わりは、本当に心開いて安らぐことのできるものです。ですから、本校のPTAの交わりを誇りにさえ思うようになりました。それが周囲の人々に「北陵高校って素敵な学校よ」と、自然に語り、薦めることができるようにさせているのだと思います。
 最後になりましたが、娘が毎日生き生きと楽しく学校生活を送ってこれたのも、やはり子どもの自立を重んずる校風と先生方の暖かいご指導があってこそだと、心底から思うようになっていることをお伝えしたいと思います。


[北陵だより第67号 3ページ]

部活動 スポーツの秋
<水泳同好会>200メートル平泳ぎ 全国大会8位
1年生女子

 今年は、自分で納得できるレースができなかった。インターハイでは、200メートルは自己ベストの更新ができたが、100メートルは去年出した記録を塗り替えることができずに終わり、とても残念だった。結果はどうにか100メートルが決勝に残れたが、予選より記録が落ちてしまい、ぎりぎりの入賞だった。入賞したことはとても嬉しいが、レースは満足できなかった。来年は、100メートルでは自己新記録、200メートルではもっと力をつけて全国に通用するよう更に練習し頑張りたい。

<テニス部>精進を重ねて
1年生女子

 私たちの戦績は支部ベスト16、全道32でした。支部でも全道でも札女、とわの森が何としても大きな壁ですから、これをのり越える力をつけることが問われています。練習のほかはないのですが、その成果を試合当日に発揮できるようにがんばっているところです。
 先輩も先生もやさしく、親しみやすい部です。精神的に落ち込んでいる時に一番の支えとなっているのも、顧問の先生です。新人戦ではベスト8をも破る勢いもついてきているので、先生共に精進あるのみです。

<女子バスケットボール部>心をこめて
 全道大会で一勝する―私達は6月にこの目標を確認し合い、気持ちを新たにしてスタートしました。目標達成に向けて、相手がどんなに能力的な面で優れていても、姿勢・精神・闘志・勝利への執念では絶対に負けない気持ちを持って練習に取り組んでいます。「心をこめて」―これを表現することは難しいことですが、私達が私立の強豪校に勝つための唯一の方法と信じます。
 全員の「心をこめて」全道一勝を勝ち取ろう!

<バドミントン部>実現したい一部入り
1年生女子

 日頃の練習が実ったのか、秋季大会では2部に上がることができ、個人戦では1年生大会で準優勝しました。目標は優勝でしたが、決勝まで進出できた嬉しさで、それまでの緊張が緩んでしまったのです。そのため平常心を失い、実力を発揮できませんでした。
 私達の部は先輩と後輩の仲がよく、2つの体育館を使って毎日のびのびと練習しています。この成果が2部から1部へ、そして全道大会につながることを信じて、一層努力に励みます。

おじゃま虫インタビュー
マラソン大会3連続V達成!

 三連覇もした猛者が北陵にいた。それを知ったら黙っていられないのが“おじゃま虫”。さっそく独占インタビュー。
Q 三連覇は狙っていた?
A 「はい」(と即答)
Q ゴールした瞬間は?
A 「やったぜ」数秒後ジワリ。
Q 大会に向けての練習は?
A 時々地域のマラソン大会には出たが、特別なことはしていない。小・中・高と続けたサッカーが、日々の練習に繋がっていた様に思う。
Q スポーツを通して得たものは?
A 多くの友達ができ、楽しい高校生活が送れた。将来もずっとスポーツとかかわっていきたい。
―闘志剥き出しの、ゴジラかクマを想像していたら、お友達に付き添われた紅顔の美少年。応援に来ていた母親の事を、照れながら語っていた、爽やかな笑顔が印象に残った。オメデトウ。


[北陵だより第67号 4ページ]

部活動 芸術の秋
<家庭クラブ>見た目よりも安全性を
2年生女子

 本校家庭クラブは1・2年の女子59名で今年度スタートしました。研究発表に参加するようになって2回目、全道大会への切符を手にし、顧問ともども、私達役員は喜びで一杯でした。残念ながら努力賞のため全国大会までは行けませんでしたが、その一部を紹介します。
 「家庭で利用されている野菜の78%はスーパーや八百屋で購入、色あいや形を見てが62%、これが本校アンケートから読み取った数値です。生産者はこうした消費者の意識を知って、農薬を使用しての野菜作りをしています。赤や緑を出すのに農薬、虫をつけないために農薬、形を整えるのに農薬、そして環境破壊をし、下手すると出産にまで影響、外国からの輸入は今や米にまで及んでいます。特に輸入品の農薬汚染は激しく、北海道消費センターは輸入米の検査にのり出しました。私達の安全な野菜購入に農家と直結してはどうでしょうか。」

<美術部>美を結んだ制作への努力
2年生女子

 今回、2年生の美術部員全員の5人で共同制作した作品のテーマはAIDSでした。まず、この難しい社会問題について考えることに時間がかかり、かなり悶々とした制作活動でした。
 とにかく、顧問の先生には迷惑のかけっぱなしだったことを反省したいと思います。
   結果としては、全道大会に出場し、更には来年、愛媛で催される全国大会への出場決定と、予想以上の成果に驚いています。
 苦労した甲斐があったと言えましょう。これからも、より一層、頑張りたいと思います。

<新聞局>総合賞受賞にあたって
2年生男子

 私達新聞局は9月に室蘭で行われた、全道高校新聞コンクールB部門(ワープロ・手書き新聞を対象)において、参加校26校の中で最も良い、総合賞を受賞しました。
 今回の受賞は、創刊以来「学校生活に根づいた新聞作り」を目指し、学校行事や生徒会に関する特集などに取り組んできた姿勢が、評価されたためと受け止めています。
 今後のその方針で進めていくと共に、より一層の技術の向上を図り、将来的に活版印刷での発行も考えています。

<書道部>続けてほしい充実した部活
3年生女子

 私は、8月に埼玉県で行われた全国総合文化祭の北海道代表の一人として参加させて頂きました。全国からの作品を見学したり、いろいろな先生から自分の作品を批評して戴くなど、とてもいい勉強になった6日間だったと思います。
 また、10月の全道大会には2・3年生の4人が支部代表になり、奨励賞を頂くなど、今年はとても充実した内容の活動ができました。
 3年生が卒業すると、部員が急に少なくなるので大変だと思いますが、是非今後も頑張って活動をしていって欲しいと思います。


[北陵だより第67号 5ページ]

シリーズその2 屯田の四季・歴史
3階建の北陵高校

教職員

 北陵高校以後の市内の新設校が4階建なのに北陵だけが3階建になったのは、地盤が非常に悪く、重たい建物を支えきれなかったためと聞いています。手元に北陵高校のボーリング資料が無いので詳しくは言えませんが、古い資料には、北陵付近の地盤は面積1平方メートルあたり1トンの重さしか支えられず、10トンの重さを支えるには10m以上掘る必要があるとあります。
 64号にも書きました「縄文海進」後、このあたりは湾―湖沼―湿原へと変遷してきました。その頃から発寒川は流れ込んでいましたが、小さな川なので強い地盤のもとになる土砂を、下流のこの地まで運んでくる勢いはありませんでした。北陵高校の下は、湖沼堆積物の泥と湿原堆積物の泥炭からなる軟弱地盤だったのです。
 篠路高校のあたりは200年ほど前まで豊平川が流れ(伏古川はそのなごり)、豊平川が運んだ豊富な土砂で地盤が良いのです。石狩・石狩南・手稲の各高校は、紅葉山砂丘の上にあってこれも地盤が良いのです。
 かくして北陵高校は3階建となりましたが、おかげで北陵高校の先生だけは4階まで昇らなくてもいいという恩恵に浴しているのです。

するべきこととしたいこと
18期生

 北陵に入学した後の私は、大学に入ることしか考えず2年間を過ごしました。しかし、残りの1年は生徒会に没頭し、勉強は中間・期末のテスト前のみ、大きな声では言えないが、授業中も生徒会の仕事をしていたものです。大学に入学するためのたいせつな1年間を、生徒会の仕事のみで過ごしました。明るいうちに帰った記憶さえもありません。そのせいで、よく母とも口論になったものです。
 しかし、その生徒会活動の中で多くのことを学び、仲間や先生方との調和、議論により、勉強だけでなく、この様な経験こそが人として必要であることを認識しました。たとえ現役で大学に行けなくとも、自分は人として大きくなることができたら、それだけで満足でした。親にもその様に話し、なんとか解ってもらいました。そんな私も現在大学2年生。成績や生徒会活動を評価され、推薦入学決定の電話が先生から来た時には涙があふれてきました。
 あれから2年、数学にさよならをつげ、法律などという私の好きな議論系を学び、教職を取り、先生を目指しているところです。
 人間変われば変わるものだ、つくづくでかくなったものだなあと、自分自身をみつめているこの頃です。

ゆりの木
『アマチュア無線』に挑戦してみませんか

教職員

 無線部は機材の不足から数年間活動を休止していましたが、クラブ後援会からの援助を受け再開することが出来ました。紙面を借りて、会員の皆様に厚くお礼を申し上げます。
 6月の遠足をはじめ、校内体育大会・学校祭(行灯行列)・校内マラソン大会など、生徒全員が活動する行事では無線が活用されるようになりました。特に電話の無い山に入る登山遠足(1年生〜手稲山、2年生〜空沼岳、3年生〜樽前山)や冬のスキー学習等で怪我人が出た場合など、緊急連絡に大変効果を発揮します。
 数年前の遠足で、バス10台を連ねて手稲山に行った時のことです。中腹で下車し、いざ登山開始という矢先にパトカーがやって来て「銃を持った凶悪犯が山中に潜伏している可能性があるので登山を中止するように……」と指導されました。バスは帰してしまった後でどうすることも出来ず、時間をかなりロスした経験があります。この様な時に無線があれば、即時に学校とも連絡がとれ、迅速な行動がとれたことでしょう。
 今年の3年生の遠足(真駒内駅集合)で、出発時間に遅刻した3名の生徒を無事参加させたり、登山中に体調の悪くなった生徒を無線誘導で救護車に収容したり、大いに役立つことが出来たと思います。
 アマチュア無線は国家試験を受けて免許を取得しなければなりません。現在、本校には生徒30名、職員10名の有資格者がおり、各種行事に対応出来る体制となりました。これからの国際化時代に向け、生の外国語を習得するためにも、海外との無線交信に挑戦してみませんか。日本国内はもとより、世界に視野を広げる無線を是非薦めてみて下さい。


[北陵だより第67号 6ページ]

PTAの活動から
教育懇談会・石狩地域〜時、既に満ちて
3年P

 9月29日。数えて6度目の石狩地域懇談会である。
 実施にあたり、参画者数名の方々と懇談内容を検討中、意外にも通学路数百メートルが無灯のため危険であることを知った。何とか地域の意識を集めて市や町に呼びかけ、1日も早い設置の実現を…と心が逸る。
 折りしもの雨。北陵20周年記念ビデオの放映が功を奏したか、明確な意識で会員のお誘いをした事が雨を押しての出席に繋がったか、本題に入る頃には60数名の参加者であった。諸先生、会長の出席を得、用意された資料と適切な情報に基づき、街路灯設置願いの要望が決定された。学年別の懇談と併せ、2時間余りの交流は尽きなかった。
 1ヶ月を待たずに設置された街路灯は、オレンジ色の優しさで道行く人の安全を守り続けている。有形無形を問わず、多くの恩恵に浴している事を忘れまい。

教育懇談会・新琴似地域〜努力することが喜び
3年P

 学年委員の方たちのご協力とご努力のもとに、80畳も借りていた部屋が開始と共に一杯になりました。
 初めの全体懇では、うなずき、笑い、真剣に聞き入り、会場が一つの輪になった様でした。そして学年別に懇談、会場は輝いた声が沢山飛んでいました。後の反省会で「先生方の熱心さに打たれた」「参加者が多かった」「ありがとう」の言葉を聞いた時、また帰り際の皆さん方の満足感ある顔を見た時、大変だったけれど「やって良かった!!努力する事が喜びにかわる」ということを再び学び、本当に有意義なひと時だったと、皆で感じ合い、話し合いました。
 お忙しい中、校長先生、PTA会長、諸先生方が来て下さり、無事終えることが出来ました事を、改めて感謝申し上げます。

活気あるPTAの溌剌とした活動
PTA会長

 日時の経つのは早いもので、もう雪がちらつき始め、師走を迎える事となりました。私たちのPTAの活動も公開講座の開講のほかは、有志の会の雪中体育大会の支援の活動を残すばかりです。この1年間の活動を顧みて、衷心より会員の皆さまに感謝申し上げます。
 夏の高P連全国大会では、朝早くから夕方まで一日中、来賓や参加者の接待から案内などのためにあの広い札幌市民会館をかけずり回ったり、大会会場のアイスアリーナからやっとの思いで来賓者を探して分科会場へ案内して来たり、進行、司会、記録等で何時間も壇上に高速されながらも、一所懸命に各人の持ち場を守り、分科会を成功に導いたご努力には、ただただ頭が下がる思いでした。そして、次の日からは北陵祭におけるプチバザー。これも所期の目標を大幅に上回る大成果をあげることができたのは、お母様方の何日もかけて作った手作りの作品や、多数の人々に声をかけて品物を多く集めた結束力とご努力の賜物でした。また、バザーの収益金を効果的に活用したマラソン大会の給水活動のご苦労は、子どもたちを大いに励ましました。そして、この間を縫うようにして屯田・新琴似・石狩の地域で教育懇談会が催されました。それぞれの地域の特色を出しながら、充実した話し合いができましたのも、これを企画された地域の方たちのご努力のお陰でした。
 どれをとっても、すべて大成功でした。これらの活動に共通して今でも印象に強く残っているのは、子どもたちにも負けない、溌剌としたお母様方の姿です。本当にありがとうございました。感謝申し上げます。

編集後記
▼誌面増にもかかわらず、不足を感じた今号。うれしい悲鳴・油汗、少ない智恵を絞り出す。体重と全く無関係であったと痛感。
▼一意専心・一生全力で守ります・ツルツル路面・聞いてないヨー。今年も色々ありました。
▼本誌に御協力頂いた方々、読者の皆様、来年も笑顔でお会いしたいものです。